2008.11.28

GUNS & ROSES

グロック Glock 22 & サンドラ・ブロック

約5ヶ月前の(トホホ・・・)このコーナーで、「グロック Glock 17 & ジェニファー・エスポジート」と題して、グロック社の大ヒット拳銃「G17」をご紹介したのですが、デンジャラス・ビューティ2作の掲載を記念して(?)、同じくグロック社の「G22」と主人公グレイシー捜査官ことサンドラ・ブロックを今日はご紹介。といっても、Glock 17とGlock 22は、実はほとんど違いがないのですが・・・。

オーストリアのプラスチック屋サンが作った名銃であるグロックシリーズ。前回ご紹介したシリーズ17は、弾丸が「9mmx19 Parabellum(別名9mmルガー)」。一方、今日ご紹介するシリーズ22の弾丸は、S&W社とFBIが共同で開発した(らしい)「.40 S&W」です。

brit.jpg

9mmパラベラム弾は、現在世界中で最も使用されている弾丸で、9mmルガー弾とも呼ばれ、そもそもは世界大戦時のドイツの名銃ルガーP08などに使用されていましたが、反動が少ない上に弾道が安定している、小さい為に多弾装化が容易などの理由から、第二次大戦後は自動拳銃に広く使用されることになり、また拳銃弾を使用する H&K MP5 やステアーTMP ウージーなどの短機関銃にも広く使われているデファクトスタンダード、銃弾業界のMicrosoft社的弾丸なのです。

一方の.40S&W。レボルバー時代に栄華を誇ったS&W社も、自動拳銃の時代になり低迷を続けたお話は、以前「スミス&ウェッソン S&W M5946 & シエンナ・ギロリー」でご紹介したとおり。FBIでは、1993年に前述の9mm弾SIG P226を隊員の標準仕様にしますが、1998年以降には何故か40S&Wを併用することになり、グロックではシリーズ22、23、27、H&K USPコンパクトやSIG P229などが使用されているようです。

ということで、グレーシー捜査官の使用していた銃を「グロック22」と結論付けたわけですが、チラッと見える銃口の様子は、もしかすると掟破りの9mmG17なのかもしれません。 ^_^;

口径:.40 S&W
装弾数:15発
全長:186mm
重量:650g
作動方式:ダブルアクションのみ

アメリカ人はどうも、「でかい、太い」のがお好きのようで、銃弾だとまだまだガバメントに使用されている「45ACP」神話が残っている。しかし破壊力自体は「45ACP」も「40S&W」も「9mm」も大差なく、また1発で人の動きを阻止できはしないという結論もあるようです。恐いお話ですが・・・。

さて、サンドラ・ブロックです。1964年生まれで今年44歳。本名は、サンドラ・アネット・ブロック。バージニア州は墓地で有名なアーリントンの生まれ。母親はドイツ人のオペラ歌手で父親はアメリカ人。どうりで顔立ちがゲルマンっぽい。

イーストカロライナ大学(中退)、ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学び、20歳を過ぎてオフ・ブロードウェイの舞台に立つようになります。そして皆さんご存知、1994年の大ヒット映画「スピード」に出演して一躍有名になり、以降「Next door girl(隣のお姉さん)」という愛称で、どちらかといえばコメディ・タッチの映画に多数出演。

最近では、アカデミー映画「クラッシュ」にも出演してましたが、あまりのキャラの違いに、観た方でも記憶が薄いのでは?それほどまでに、「気安く面白いお姉さん」的キャラになってしまいました。

ゲルマン的といいますか、張りのある美人ですが、骨格がしっかりしていると言いますか、きゃしゃな感じはしないので、ガラス細工は似合わないかも。行き過ぎない「体育系」好みの方には、かなりポイント高いのではないでしょうか?

恋人というよりは、近所にこんなお姉さんがいたらいいな!?

スピード(1994)
ザ・インターネット(1995)
あなたが寝てる間に…(1995)
ラブ・アンド・ウォー(1996)
評決のとき(1996)
サンドラ・ブロックの 恋する泥棒(1996)
スピード2(1997)
微笑みをもう一度(1998)
プリンス・オブ・エジプト(1998)
プラクティカル・マジック(1998)
恋は嵐のように(1999)
28DAYS(デイズ)(2000)
ガンシャイ(2000)
デンジャラス・ビューティー(2001)
ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密(2002)
トゥー・ウィークス・ノーティス(2002)
完全犯罪クラブ(2002)
バイバイ、ママ(2004)
クラッシュ(2004)
デンジャラス・ビューティー2(2005)
イルマーレ(2006)
シャッフル(2007)

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