BOSS's Column

ある意味、サンドラ・ブロックのキャラを決めてしまったヒット作「デンジャラス・ビューティー」の続編。前作では、男勝りの彼女が女性らしくなり、そのなかで彼女らしい個性を発揮してゆくさまが見所だったのですが、さて「２匹目のどじょう」やいかに・・・。

「ミス・アメリカンコンテスト」への潜入捜査ですっかり有名人になったグレイシー（サンドラ・ブロック）。しかしそれはFBIエージェントとしての捜査には障害でしかありません。そういう訳で、「FBIの顔」として捜査第一線からはずされ、前作のパートナー、恋人エリック捜査官はマイアミに栄転で失恋。

今回の展開もシリアスな犯罪捜査ストーリーではなく、やむなくFBIの広告塔の役目を引き受けての顛末なのですが、相棒の黒人女性捜査官フラー（レジーナ・キング）との相性は最悪。そうこうしてる間に、１作目でミスコンに優勝したシェリルとホスト役のフィールドが何者かに誘拐されてしまいます。

前作ありきなので、２作セットで見たほうがわかりやすいのですが、こちらは女性版バディ映画とでもいいますか、グレイシーとフラーの掛け合いがなかなかで、登場人物たちのすべりまりのギャグも前作並みに楽しめます。

そんな本作の舞台はラスベガス。砂漠からカジノ、エンディングはかの有名な「トレジャーアイランド」。輝くネオンサインとグレースーツの組み合わせもなかなかファッショナブル。映像的にも、キャラ的にもシチュエーションも、前作をしのぐ娯楽映画になりました。何気に出てくる「グロック(22？）」のお話も、「Guns & Roses」でいずれまた。

CIAと比べると、なんだか黒っぽいイメージのFBIを、少しはカラフルな印象に変えた彼女たち、湿っけない程度に、軽ーく彼女たちの内面にも踏み込んだ本作は、やはり私が女性なら、★４つかな？

出演：サンドラ・ブロック,レジーナ・キング,エンリケ・マルシアノ,ウィリアム・シャトナー,アーニー・ハドソン,ヘザー・バーンズ

監督：ジョン・パスキン　2005年

BOSS的には・・・★★★☆☆

デンジャラス・ビューティー 2

おすすめ平均：
楽しめます
とにかく面白かった。1作目と併せて、女友達とみるべし。
是非とも前作から見てください！
サンディーが"my child"と名づけた作品の第２弾！
秋の夜長に。

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