2008.11.09
RESIDENT EVIL: EXTINCTION 邦題:バイオハザード III
さてさて、バイオハザードの続編です。そう、あれの続編の続編です。今回は、ますます恐くなくなりました。1作目の地下研究所の閉鎖恐怖症から、夜とはいえ街中に舞台を移した第2作。そして今回は砂漠のど真ん中、真昼間のゾンビとの対決となります。
3作も重ねると、こちらの恐怖心も麻痺するのか、あくまでも制作側の意図なのか、ますますアリス(ミラ・ジョボヴィッチ)のアクション映画になりました。ただ、前作はジルとの競演が面白かったのですが、今回はアリス一人。それではと、ますますパワーアップした身体能力や超能力に加え、彼女の悲しみや怒り、愛といった心理面が描かれています。
また、アリス対アンブレラ社という構図もより明確になるのですが、物語の展開自体、特に後半の展開はちょっとやけっぱちっぽい感じがしなくもありません。まあ、これが完結編ということですので、そういう意味ではシリーズ映画のラストの持つどうしようもなさはしょうがないのかも。しかし・・・続編の噂もあるそうな・・・。もう、この辺でいいのでは??
今回監督には、MTV出身のラッセル・マルケイを起用。スピード感やドライブ感はシリーズ随一で、よく言われるマッドマックス風のテンポのいい展開となっています。ただ、シリーズの正常進化の方向かどうかは、皆さんのご判断にゆだねますが・・・。
シリーズ中、最もホラー映画から遠ざかった本作。R-12ではありますが、最も幅広くお勧めできはしますが・・・。
出演」ミラ・ジョヴォヴィッチ,オデッド・フェール,アリ・ラーター,イアン・グレン,アシャンティ
監督:ラッセル・マルケイ 2007年
製作総指揮:マーティン・モスコウィック,ヴィクター・ハディダ,ケリー・ヴァン・ホーン
BOSS的には・・・★★☆☆☆
もっとムービー・アーカイブスはこちら >>> 「ムービー・インデックス」