2008.12.11
Sleepless in Seattle 邦題:めぐり逢えたら
元祖ラブコメ伝道師、トム・ハンクスとメグ・ライアンがお届けするハートフル・ラブコメディ。いや、コメディ満載のハートフルなラブストーリーです。
最愛の妻を病気で亡くし、失意のうちに8歳の一人息子ジョナ(ロス・マリンジャー)とともに、シカゴからシアトルに引っ越したサム(トム・ハンクス)。1年半後のクリスマスの夜、ジョナは全米放送の深夜ラジオの番組に電話して、「落ち込んでるパパに新しい奥さんを」と願いを訴えます。
その放送をたまたま耳にしたボルチモア新聞記者アニー(メグ・ライアン)は、最近ウォルター(ビル・プルマン)と婚約したばかり。しかし、その番組のことがきっかけとなって、彼女の中で何かが変わり始めます。
なにしろ元祖ラブコメ伝道師の、個人的には最高傑作だと思います。そう、かの「ユー・ガット・メール」をぶっちぎって!それは、彼らの恋がただときめくだけのものではなく、人生の選択そのものと深く関わっているからです。
そして物語のあちらこちらにちりばめられた名曲の数々。ミュージカル「ヘアスプレー」でトニー賞とグラミー賞を手にしたマーク・シャイマンの手管によるもの。もちろん、サントラCDも買いました。(笑)
そして、一人息子ジョナの純粋な心と行動もこの物語に華を添えます。大人の二人の恋を、ピュア・サイドからしっかりサポートしています。
映画の中でアニーと上司で親友のベッキー(ロージー・オドネル)の二人が夢中になって観たり、会話の中でも何度も登場するケイリー・グラント&デボラ・カー「めぐり逢い」を「女の映画だ」といいながら、結局はトレースするこの恋、いやー一粒で二度美味しい!
メグ・ライアンとのカップリングが多いノーラ・エフロン。「恋人たちの予感」を皮切りに、「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」「電話で抱きしめて」などなど。メグの良さを十二分に引き出しています。
「映画を観すぎると、ろくなことにならない」
そう彼女は言いつつ、彼女も観てる私たちも「人生って結構ロマンティックだ」と思い知らされます。そうなんです、人生って、結構ロマンティックなんですよ!
人生を左右する「1分」。本家「めぐり逢い」ほどではありませんが、エンディングで泣けない人は、トモダチジャナイ・・・。
出演:トム・ハンクス, メグ・ライアン,ビル・プルマン,ロス・マリンジャー,ロージー・オドネル
監督:ノーラ・エフロン 1993年
原案:ジェフ・アーチ
脚本:ノーラ・エフロン,デイヴィッド・ウォード,ジェフ・アーチ
音楽:マーク・シャイマン
BOSS的には・・・★★★★★
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