2009.01.19
Ferris Bueller's Day Off 邦題:フェリスはある朝突然に
学校をさぼり、友人や恋人と町に繰り出して、ある晴れた一日を堪能する高校生を描いた青春映画。
シカゴは快晴。こんな日に学校なんか行ってられるかと、高校三年生のフェリス(マシュー・ブロデリック)は仮病を使ってズル休み。友人の金持ちの息子キャメロン(アラン・ラック)を父親が大事にしている61年型フェラーリ250GTOとともに誘い出し、ついでに学校で授業中の恋人スローアン(ミア・サーラ)まで合流させます。
フェリスの病欠に不審を抱いた校長のルーニー(ジェフリー・ジョーンズ)は、彼の仮病を暴こうとしますが、その頃彼らはフェラーリで町に繰り出し、高級レストランやシカゴ美術館などを堪能。一方、兄の仮病をなんとか暴いてやろうと躍起になるフェリスの姉ジニー(ジェニファー・グレイ)をも巻き込んで、ドタバタの一日が始まります。
この映画、海の向こうのアメリカではたいそう評判がよく、映画公開の後テレビシリーズにもなったそうなんですが、個人的には正直まったく理解できないし、全く面白くなかった。
お仕着せの授業は退屈だから、ずる休みして一日を楽しくやろうというのは、学生に限らず社会人でも誰しも思うことですし、そのこと自体をとやかく言うつもりはありません。所詮は個人的な問題ですので。
ただ、闇雲に学校や教育を馬鹿げた大人の世界のたわ言だと茶化し、偽ってレストランに行ったり、親の車を黙って乗り回したりすることは、犯罪ではないとしてもはたして本来の高校生(若者)らしいことなのか?美術館なんて、別に学校サボって行かなくたって、休みの日にいくらでも行けばいいんだし・・・。
で、実は主人公のマシュー・ブロデリックがどうも個人的に好きになれないことも低い評価のひとつ。人を小ばかにしたような、大人ぶった持って回った言い方も好きになれない。おまけに恋人役のミア・サーラもジュニア・PLAYガールって感じだし・・・
「これこそが、アメリカの高校生の青春そのものだー!」と言われれば、「はい、そうですか!」といって、一人黙してパール・ハーバーを目指すしかありません。
アメリカでは、歴代100位くらいにランクインするこの映画、はてさて皆さんはどう思われたでしょうか?
出演:マシュー・ブロデリック,アラン・ラック,ミア・サーラ,ジェフリー・ジョーンズ,ジェニファー・グレイ
監督:ジョン・ヒューズ 1986年
BOSS的には・・・★☆☆☆☆
おすすめ平均:
すべては親友のため?
アメリカ御都合主義的青春コメディ
とにかく面白い!!
Sloane dear, come to Daddy
人生楽しんだモン勝ち!
Amazon.co.jpで見る by Azmix
もっとムービー・アーカイブスはこちら >>> 「ムービー・インデックス」