2009.02.08
「週末には、ピンク・フロイドを・・・」
小生が中学は2年生の頃のお話です。もちろん恋愛がらみです。^_^;
当時片思いのお相手は同級生のUさん。勉強もできるし、ソフトボール部で活躍していました。私といえば運動場の隣で、視界の隅に彼女の姿を捉えながら、軟弱にもテニスに興じておりましたが・・・。
ところが彼女には憧れの先輩がいました。3年生のKさん。野球部のキャプテンでピッチャー、しかも勉強もできるときている。おまけに男前。それだけでなく、眉毛なんぞは長さにして私の2倍、濃さは私の5倍くらいありました。(爆)
で、その男から見ても憧れる先輩Kさんが、ある日の放課後なにげに小脇に抱えていたLPレコードには、奇妙な牛の写真が載っていました。恐る恐るKさんに聞いてみると、ピンク・フロイドの「原子心母(Atom Heart Mother)」というアルバムらしい。しかし、当時吉田拓郎の「人間なんて」を聞いて吹っ飛んでいた私に、プログレッシブ・ロックなんてものが理解できるはずもない。
そんなこんなで、私にとってピンク・フロイドとは、長らく理解しがたい雲上のものでした。いや、封印したのかな?その後、ブリティッシュ・ハードロックを聴くも、あまりのヘビーさにアメリカに逃れ、主に南部のブルース系やウェスト・コーストの軽めのロックに身を投じた私にとって、「ピンク・フロイド」という固有名詞は、記憶の彼方に置き去られた思い出でしかありませんでした。
あれから30数年が流れ、ある日ふと耳にした新鮮で、また懐かしい音。ピンク・フロイドとの再会でした。
もともと、タイトなリズムを好む私にとってのベスト・アルバムは、通算11枚目に当たる「炎〜あなたがここにいてほしい(Wish You Were Here)」ですが、「狂気(The Dark Side of the Moon)」も「ザ・ウォール(The Wall)」も、そしてKさんがスマートに小脇に抱えていた「原子心母(Atom Heart Mother)」も、今では週末の晴れた休日の、コーヒーの湯気の向こうの澄んだ空気を震わせています。
アオガクに行ったUさんの面影も揺らして・・・。
おすすめ平均:
スライドギターが素晴らしい
B面があるから
fat old Gilmour
色々な意味で偉大な作品。
ちょっと異色な実験的な作品
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おすすめ平均:
ロジャー・ウォーターズのアルバム
見事に「建築」されたコンセプトアルバム
PINK FLOYD最高傑作
最高傑作?どうだろう。
★★★追加 名盤です
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おすすめ平均:
今聞いても良い
バランスの取れた名作
確かな建築性と、D・ギルモアのギター
Shine on You Crazy Diamond
今聴いてもすばらしい!
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