2009.04.21
The School of Rock 邦題:スクール・オブ・ロック
売れないロック・ミュージシャンが代用教員になりすまし、厳格な教育で有名な小学校の生徒にロックバンドを組ませてしまうという学園コメディ。80年代のロックファンは必見!?
デューイ(ジャック・ブラック)は、全身全霊でロックを愛する憎めない男。しかし、友人ネッド(マイク・ホワイト)のアパートに居候の彼は、家賃滞納でネッドの恋人パティ(サラ・シルヴァーマン)から追い出しを宣告されます。
バンド・バトルで優勝すれば、賞金で家賃を払えるという計画を立てますが、彼のその熱すぎる情熱と身勝手なパフォーマンスでバンドを追放されます。途方にくれる彼のところに一本の電話が。それはネッドへの代用教員の依頼でしたが、彼に成りすましたデューイは厳格な教育で有名な小学校の教員となります。
校則どおり厳格な女校長マリンズ(ジョーン・キューザック)の目をごまかし、子供たちにロックバンドを組ませ、バンド・バトルに出場する。無気力な少年少女に対し、彼の「ロック魂」を植え付ける体当たりの授業が始まります。
学園ものというのは、だいたい何かのテーマによって子供たちが正しい道に目覚め、何かを成し遂げるというのがお決まりのパターン。今回のテーマは「ロック」です。岩ではありません、音楽のロックです。
作品中演奏している子供たちは、それぞれ本物のミュージシャンですが、楽器を練習して上達してゆくプロセスとか、練習中のジャムってる感じとか、バンドや楽器をやったことのある人間には懐かしく、またワクワクした気持ちになります。
監督は「ビフォア サンライズ」「ビフォア・サンセット」のリチャード・リンクレイター。リアルタイムのドキュメント・タッチが得意(?)な監督だけに、2作同様その場の空気を自然に表現していて、ありえなさを日常化することに成功しています。
ザ・クラッシュ、クリーム、ザ・フー、AC/DC、レッド・ツェッペリン、スティーヴィー・ニックス・・・。どうです、ドキドキしませんか?よくある学園ものには感情移入できない、中年不良ロッカーに!一般人の評価は「★★」かな?
出演:ジャック・ブラック,マイク・ホワイト,ジョーン・キューザック,サラ・シルバーマン,ジョーイ・ゲイドス・Jr,ミランダ・コスグローヴ,ロバート・ツァイ,ケヴィン・クラーク,レベッカ・ブラウン,マリアム・ハッサン,アダム・パスカル
監督:チャード・リンクレイター 2003年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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