2009.04.23
The Score 邦題:スコア
超一流の泥棒が、人生最後と決めた犯罪に挑むクライム・サスペンス。ロバート・デ・ニーロ、マーロン・ブランド、エドワード・ノートンという夢の競演の結末は・・・。
ニック(ロバート・デ・ニーロ)はジャズクラブのオーナー。しかし彼には裏の顔があり、それは超一流の泥棒家業。「危ない橋は渡らない」「仲間は持たない」「地元では仕事をしない」を信条に仕事を続けてきましたが、老いを感じはじめ、またキャビン・アテンダントの恋人ダイアン(アンジェラ・バセット)と静かに暮らしたいと、泥棒から足を洗おうとします。
しかし彼は、長年バイヤー仲介をしてきた友人のマックス(マーロン・ブランド)から、地元の税関の地価金庫に保管された黄金の秘宝を盗み出すという計画を持ちかけられ、内部の事情に詳しいジャック(エドワード・ノートン)を紹介されます。
どれもこれも自らの信条に反する今回のヤマ、しかしニックは人生最後の賭けに出ます。予定通り、地下室に忍び込むことに成功しますが・・・
いやー、ドキドキしますねぇ〜。でもご安心を!誰一人死者は出ません。ハラハラドキドキ。そしてファイナル・サプライズ。監督のフランク・オズって、どっかで聞いたことある名前だと思ったら、スターウォーズでヨーダの声をやってた人なんですね。
全編に、センスのいいJAZZナンバーが流れますが、ちらっとだけニックの店のステージに上がったカサンドラ・ウィルソンも見られます。
本作が遺作となったマーロン・ブランド、寄る年波には勝てず、「ゴッド・ファーザー」や「地獄の黙示録」の勇士は見ることはできません。台本は気にいらなかったけど、デ・ニーロと競演したかったというエドワード・ノートン、「ファイトクラブ」でブラビを食った名演は、本作でも健在です。
まあまあ、作りこみの甘さもあり、もう少し工夫すればもっとクライム・サスペンスしたのでしょうが、まあその分気楽に見えるということでよしとしましょう。それにしても58歳のデ・ニーロ、歩く姿がかっこいいんですよ。ミナラワネバ・・・。
出演:ロバート・デ・ニーロ,エドワード・ノートン,マーロン・ブランド,アンジェラ・バセット,ゲイリー・ファーマー
監督:フランク・オズ 2001年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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