2009.05.26

Movies

A Love Song For Bobby Long 邦題:ママの遺したラブソング

幼い頃に離れ離れになったままの母の死を機に、故郷南部の町に戻ってきた一人の娘と、心に深い傷を負ったまま生きている老教授との、すれ違いと触れあいを描いたドラマ。

フロリダで恋人と自堕落な生活を送るパーシー(スカーレット・ヨハンソン)。長いあいだ合いもしなかった母の死を知り、故郷ニューオリンズの生家に戻ります。そこには母の知り合いだという酒びたりの二人の男、元文学部教授のボビー(ジョン・トラヴォルタ)と、作家志望の青年ローソン(ゲイブリエル・マック)が住んでいました。

そして3人の奇妙な共同生活が始まります。それぞれがかつて、志や希望を持っていたのだけれど、ちょっとしたことが原因で、明日を捨て今という時間をひたすら漂っている。しかし18歳になるパーシーがまともに学校を出ていないことを知ったボビーとローソンは、彼女を高校に通わせようとします。そしてそのことで、3人は少しずつ変わり始めます。

スカーレット・ヨハンソン、かわいいです。ジョン・トラボルタ、ちょっと無理がありますが、キャラ設定にはかなり雰囲気、近いかも。ゲイブリエル・マックの立場がちょっと微妙なのが気になります。

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なぜボビーとローソンが二人暮しをしているかを説明する下りがあるのですが、それほど悲劇性が伝わらなくて、登場人物ほどには感動できない。女性監督ゆえに、女性の立場、母の視点での悲劇性に満足してしまったのか・・・。

ミシシッピ河を行き来する船や、町並みはなかなかいい感じなのですが、使われるブルースもちょっと上澄みをすくった感じで、いまいちジンジンしないのも、そういう理由からでしょうか?

結局、「母の遺したラブソング」とはパーシーそのものだと思うのですが、その辺の伏線も訴求もなくて、ただ「静かに感じてください」レベルです。

逆に言えば、そんなどちらかと言えば感覚的な物語ですので、軽ーく感動できると言う意味では、女性の方にはいいかもしれません。無用なセックスシーンも出てきませんし。

ただ、私のような変態的映画ファンには、作りこみの少なさは自然さよりも物足りなさを感じてしまいます。まあ、「ソード・フィッシュ」あたりとは天と地ほどの違いにがんばってるトラボルタに拍手!それと、スカーレットの魅力的な唇を堪能する映画だと思えば、それはそれで十便満足!?

やっぱり女性監督は苦手です。が、女性監督に敬意を表して。あるいは私も含めたスカヨハ・ファンの方に!

出演:ジョン・トラヴォルタ,スカーレット・ヨハンソン,ガブリエル・マクト,デボラ・カーラ・アンガー,デイン・ローデス,デヴィッド・ジェンセン,クレイン・クロフォード

監督:シェイニー・ゲイベル 2004年

BOSS的には・・・★★★☆☆

ママの遺したラヴソング スペシャル・エディション [DVD]

おすすめ平均:4.5
5トラボルタとスカヨハの組み合わせがgood!
4小説みたいな映画
5眼差しのいい映画。
4トラちゃん 久々〜 ^^
5最高

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