2009.05.05
Windstruck 邦題:僕の彼女を紹介します
大ブームを巻き起こした「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンとクァク・ジェヨン監督が再びタッグを組んだラブストーリー。いけいけの女性警官との恋におちた高校の新米物理教師をチャン・ヒョクが演じています。
正義感だけは人一倍ですが、思い込みの激しい女性巡査ヨ・ギョンジン(チョン・ジヒョン)は、ひったくり犯と思い込んで、新米の高校教師コ・ミョンウ (チャン・ヒョク)を誤認逮捕してしまいます。
ある日、青少年の非行防止の為に交番を訪れたミョンウは、再びギョンジンと遭遇。二人は手錠をかけたまま麻薬組織の取引現場に踏み込んでしまい、銃撃戦に巻き込まれます。なんとかその場を逃れた二人。そうこうしてる間に二人の間には、恋が芽生え始めます。
お気楽なラブコメ風に始まる物語は、いつしか冬ソナ風味のメロドラマへと展開し、お次はハリウッド風ポリスアクション、最後は「ゴースト」へと、なんでもありーの「ちゃんこ鍋」状態、めまぐるしく振りまくります。途中のスロモやカメラぐるぐるの演出はまあ許すとして、音楽のセンスはまるで3流オムニバス・アルバム調。なんで「X-Japan」なのかもさっぱり理解できません。
その「ゴースト」シーンは、正直「これってパロディ?」と真面目に思ってしまうほどのとんでもない素晴らしさ。とにかくすべての映像はクァク・ジェヨンが美しいと勝手に判断したチョン・ジヒョンの映像を畳み掛ける為に存在していると心得よ!って感じ。
ですから、「俺は泣く子も黙るチョン・ジヒョンファンだ!」と豪語される方には、(貧乳の)スレンダーな彼女の警官姿はたまらないでしょうなぁ〜。あれほどのコスプレは、どんなコミケ・イベントでも目にすることは出来ないでしょうから。
警官だった彼女が自殺未遂の結果、刑事に昇進するのは理解できなくても、拳銃が22口径のリボルバーからベレッタになったのを見てミョーに納得してるのは私だけ?個人的には、彼女は結構好みではありますが、わたくしは決してマゾではありませんので。
ああ、いや、いわゆる韓流ファンの方には、ちょっとアクションが入った純愛ラブストーリーとしてご覧いただいて、ぜんぜんオッケーですので。
出演:チョン・ジヒョン,チャン・ヒョク,キム・テウク,チャン・ホビン,キム・スロ
監督:クァク・ジェヨン 2004年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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