2009.06.14
キサラギ
自殺したD級アイドルの一周忌に、ファンサイトで知り合った男5人が集まり、彼女を回想しつつ自殺の真相に迫るドラマ。回想シーン以外は、基本的に小さな一室内で展開され、ドンドン展開してゆく物語には、ある種のサスペンス要素もあり?
とあるビルの一室に集まった5人の男たち、家元(小栗旬)、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、スネーク(小出恵介)、安男(塚地武雅)、イチゴ娘(香川照之)。彼らは、ちょうど一年前に自殺したD級アイドル、如月ミキのファンサイトの常連たちで、一周忌の機に、家元の呼びかけで集まったのでした。
初対面の彼らは、初めは和やかに進んでいた「オフ会」ですが、誰もが心の底で疑問に思っていたこと、「如月ミキ」は本当に自殺だったのか?ということに話が及ぶと、部屋の空気は一変し、推理は展開し、それに伴って一人一人の正体が明かされてゆきます。果たして真相は???
最初はなんなんだ、このダルさ・・・と思って観てましたが、展開が謎解きに入って行くとなかなか緊張感というか、どういう展開になるのかと興味も沸いてきます。密室で展開してゆく物語ですので、ちょっと「12人の優しい日本人」の匂いもしますが、バカバカしさはこちらが上。それぞれの身の上と語りの内容はうまくリンクしています。
まあ、こんな映画もいいのかなと。生涯のうち2回観るかどうかは微妙ですが、同好会系やオタク系の方は、「そうそう!」と結構楽しんでいただけるのかも。あとは小栗旬のファンの方とか・・・。ということで、見る方を選ぶ作品かな?
出演:小栗旬,ユースケ・サンタマリア,小出恵介,塚地武雅,末永優衣
監督:佐藤祐市 2007年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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