2009.08.04
The Last Hit Man 邦題:ラストヒットマン
末期がんと診断されたヒットマンを描いたクライム・サスペンス。B級らしからぬB級です。
一人娘のラクウェル(エリザベス・ウィットメア)を助手に、殺し屋家業を続けるハリー(ジョー・マンテーニャ)。ある日、目のかすみから狙撃に失敗。病院を訪れた彼は、脳に悪性の腫瘍があると告げられます。そして仕事に失敗した依頼主から、命を狙われることになります。
送り込まれたヒットマン、ビリー(ロマーノ・オルザリ)。しかし一枚上手のハリーは、逆にビリーを懐柔し味方に引き入れます。かくして3人は、命を付け狙う依頼主の正体を暴こうとするのですが・・・。
要は、余命短いことを知った父親が、生きてる間に娘をまっとうな女性にしたいと願う親心の葛藤が描かれておりまして、クライム・サスペンスとは書きましたがドラマ仕立て。ただ、物語自体はそれなりにハードボイルドさを保ったままエンディングに向かいます。
しかしながら、あくまでもB級作品であることには変わりなく、展開自体もTVドラマ風味の薄味。ハラハラ、ドキドキもそれなりです。キャスティングも特に惹かれる対象もなく、感情移入もできないまま。何よりエリザベス・ウィットメアの、「あっちゃ向いてホイ!」な目が気になって落ち着かない。
ということで、B級映画好みの薄味ハードボイルド好みの方にのみお勧めいたします。って、そんな人、いるかなぁ〜。
出演:ジョー・マンテーニャ,エリザベス・ウィットメア,ロマーノ・オルザリ,マイケル・マジェスキー
監督:クリストファー・ウェア・スメッツ 2008年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
もっとムービー・アーカイブスはこちら >>> 「ムービー・インデックス」