2009.09.18
L. A. Confidential 邦題:LAコンフィデンシャル
50年代初頭のロスを舞台に、暗黒街を巡る組織と警察との覇権争いの渦中にいた二人の刑事を描いた警察物サスペンス。同名のミステリー小説の映画化。
1953年暮れ。ロスのダウンタウンにあるカフェで6人の男女が惨殺されます。売春組織「白ユリの館」が関係するとにらんだロス市警は、熱血漢のバド・ホワイト刑事(ラッセル・クロウ)を送りますが、接触した娼婦の一人リン(キム・ベイシンガー)と恋に落ちてしまいます。
一方、野心家で署の嫌われ者のエド・エクスリー警部補(ガイ・ピアース)は、狡猾なヴィンセンズ刑事(ケヴィン・スペイシー)と協力して捜査を進めるのですが・・・。
バドとエド、対照的な二人がそれぞれの思いで犯人と悪事に迫るサマは、ややキャラ的に弱いキャスティングながらも、ワクワク・ドキドキの展開です。また衣装やセット美術もよく出来ていて、結構大目の惨殺シーンがありながらも、犯人探しに集中できる一因となっています。
原作が刑事物ミステリーですので、まさしくそういう展開です。私のように、この時代を描いたアメリカ産刑事物や探偵物を読み漁った人間には、十二分に堪能できる内容です。ただ、最も演技が光っていたのは娼婦役のキム・ベイシンガー。やはりのアカデミー賞助演女優賞受賞。最優秀脚色賞も受賞してます。
あまり書くと、サスペンスの面白さがなくなるのでこの辺で!
出演:ケヴィン・スペイシー,ラッセル・クロウ,ガイ・ピアース,キム・ベイシンガー,ダニー・デヴィート
監督:カーティス・ハンソン 1997年
BOSS的には・・・★★★★☆
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