2009.09.29
Point of No Return/The Assassin 邦題:アサシン
リュック・ベッソン作のフランス製アクション・サスペンスの傑作「ニキータ」のハリウッド・リメイク。死刑囚の若き女性が、政府の秘密組織の暗殺工作員として育て上げられる物語。
警官殺しの罪で死刑判決を言い渡された不良少女マギー(ブリジット・フォンダ)は、公には死刑を執行され埋葬されますが、処刑されること無く、政府の秘密組織の指導員ボブ(ガブリエル・バーン)から組織の工作員として訓練を受けるか死かの選択を迫られます。
暗殺者として生きる道を選んだ彼女は、さまざまな厳しい訓練の日々が待っていました。情緒不安定で暴力的な彼女に情操教育やマナーを指導するアマンダ(アン・バンクロフト)は、微笑むことから教え始めます。
そして2年後。美しく教養のあるレディに生まれ変わったマギーは、誕生日の夜にボブとディナーに出かけ、最初の暗殺指令を受けます。訓練の最後のテストを無事過ごした彼女は、ニーナというコードネームを与えられ、一人の市民として暮らし始めますが・・・。
物語は「ニキータ」どおりに進みます(爆)。ただし細かいところでは省略されたり追加されたり、つまりベッソン風味がハリウッド的(大味)に味付けしなおされています。そのため、「ニキータ」にあったカミソリのような切れ味やフランス的な味わいは皆無となり、私などはひたすらブリジットを眺めて楽しむことを強要されます。
ニキータといえば、黒い目のアンヌ・パリローとデザート・イーグルと相場が決まっている私にとっては、そもそもB級ならではの楽しみも奪われ・・・。別に、祖父のヘンリーや父のピーターが好きだからといって、ブリジットが好きでもないし・・・。
というわけで、「ニキータ」を見てない人には、あるいは「ニキータ」及びベッソンのファンではない方には、それなりに楽しめるアクション(?)映画です。ちなみに、ブリジットはちょっとエロいですが、アクションはイマイチですので。
出演:ブリジット・フォンダ,ガブリエル・バーン,ダーモット・マローニー,アン・バンクロフト,ハーヴェイ・カイテル
監督:ジョン・バダム 1993年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
おすすめ平均:
ブリジット・フォンダが非常に美しく切ない、リュックベッソン「ニキータ」の米映画リメイク版
美しいの一言
良いですね
ガブリエル・バーンはいいけど
死ぬか、暗殺者として生きるか
Amazon.co.jpで見る by Azmix
もっとムービー・アーカイブスはこちら >>> 「ムービー・インデックス」