2009.10.09
For Love or Money 邦題:バラ色の選択
壮大な夢の実現を前にして、愛か金かの選択を迫られる若者を描いたロマンティック・コメディ。
マンハッタンの一流ホテルのコンシェルジュ、接客係のダグ(マイケル・J・フォックス)。仕事一筋の彼には自分のホテルを持つという壮大な夢がありました。こつこつとチップをためた資金で、土地の使用権を入手。あとは資金を提供してくれるスポンサー探しです。
ある日、クリスチャン・ハノーヴァー(アンソニー・ヒギンズ)という大富豪が現れ、愛人との浮気用の部屋を提供する代わりに、彼の企画書に目を通すことになります。支配人に内緒で用意したスウィート・ルームに現れた愛人は、彼もよく知る香水売り場の店員アンディ(ガブリエル・アンウォー)でした。
なんとかクリスチャンから出資を得ようと彼の雑用を引き受けるダグ。しかし彼の代役でアンディと合ううちに、二人は心を通じ合いようになります。そんな時、使用権を買ったダグの調査に、国税局員が現れます。
マイケル・J・フォックスと言えば、バック・トゥー・ザ・フューチャーシリーズとともに、マンハッタンを舞台にしたコメディタッチのサクセス・ストーリーも数多いのですが、本作もその1本にあたります。ただし、マイケル主演のこの手はもういいかという空気も無きにしも非ずで、ヒロインのガブリエル・アンウォーも名演というわけでもなく。まあ、長身ではないマイケルのお相手探しはなかなか大変だとは思いますが・・・。
実はマイケル、本作のクランクイン前後からパーキンソン病を発症し、この後数作に主演。以降は声優などの活動を行うようになります。はっちゃき坊やがどんな素敵な中年の演技を見せてくれるかと楽しみにしていたのですが・・・。
どなたが見ても、害はないという意味では「★★★」かもしれませんが、BOSS的には・・・
出演:マイケル・J・フォックス,ガブリエル・アンウォー,アンソニー・ヒギンズ,マイケル・タッカー,ボブ・バラバン
監督:バリー・ソネンフェルド 1993年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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