2009.10.23
INTOLERABLE CRUELTY 邦題:ディボース・ショウ
結婚前に、離婚時に相手の財産を一切求めないという契約をテーマにした、美女と離婚専門の弁護士のラブコメディ。「ビッグ・リボウスキ」や「ノー・カントリー」で有名なコーエン兄弟が監督、主人公には2000年の「オー・ブラザー」でコーエン兄弟と一緒だったジョージ・クルーニーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズです。
ロスの法律事務所に勤める離婚訴訟専門の敏腕弁護士マイルス(ジョージ・クルーニー)。今日も饒舌と巧みな法廷戦術で、圧倒的に不利だった裕福な不動産業者の離婚訴訟を勝利に導きます。納得できないのは、別れた妻のマリリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)。一文無しとなった彼女は、マイルスに復讐を誓います。
知り合いから俳優を紹介してもらい、石油王に見立てて偽装結婚式をあげるマリリン。そうとは知らず、彼女に密かに思いを寄せていたマイルスは、失意のうちに二人のゴールインを見守っていましたが・・・。
まあ、お話としては二転三転のコメディタッチの結果ラブストーリーなのですが、正直二人とも役者としては1.5流。しかも個人的には、どうもコーエン兄弟のブラック・ユーモアを笑えない。これは「ビッグ・リボウスキ」でたっぷりと経験済みで、笑うどころかちょっといらいらしてしまう。
というようなことで、「ノー・カントリー」もまだ見ていない私ではありますが、興行的に成功だったようで、もちろんジョージ・クルーニーかキャサリン・ゼタ=ジョーンズのファンの方にはお勧めです。
まあ、恋はどういう形で始まったっていいですし、男女の相性などは明文化できるようなものではないでしょうから。原題は、耐え難い残酷さという意味。コーエン兄弟らしいタイトルですが、これは誰かの原作どおりなのかな?邦題は離婚と言う名のショーと言う意味?
出演:ジョージ・クルーニー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ジェフリー・ラッシュ、セドリック・ジ・エンターテイナー、エドワード・ハーマン、ポール・アデルスタイン
監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン 2003年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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