BOSS's Column

昨日は午前中お得意さまを訪問、午後からは「IT徹底活用」なるセミナーに遅れて参加。内容自体は「おい！おい！」という程度のものでしたが、数時間を要してただで帰るわけにも行かない。何点かの気づきを得て帰社。夜は、同友会の役員会に参加いたしておりました。

で、10時も過ぎて帰宅するとなにやらテレビがうるさい。新幹線に乗ったとか、まもなくその新幹線が東京駅に着くとか・・・。あまりのフィーバーぶりに、どっかの大統領の訪日が早まったのかと思いましたがな・・・。ええ、死体遺棄の容疑者のお話です。

まあ、被害者の方が英国籍の女性ということで、国際問題といえば国際問題なのですが、字幕以上の臨時ニュースとはとても思えないのは私が不謹慎？

ちなみに最近、ある方の携帯に仕事中「臨時ニュース」のメルマガが来て、読んでみるとかつてのアイドル歌手が「有罪判決！」という内容だったらしい。その人は思わず携帯を床に投げつけようかと思ったらしい。いや、「有罪」に対してではなく、「臨時性」「緊急性」の問題として。

どうもマスコミというセカイは、私のような凡人とは違う世界を構成しているような気がします。私レベルではヘッドラインだけ一読すればすむ様な内容を、微にいり際にいり報道している。

逆に予算委員会のレポートでは、肝心の施策に関する話題はすっとんで、首相のカネ問題だけが取り上げられてる。そりゃぁ私だって「政治と金」の問題は大事だと思いますよ。でも今、最も優先事項の高いのは、この不景気下での政府の方針、この国の行方です。

島根の猟奇殺人の話題も、その報道のあまりの頻度や内容から、そういうことがあたり前だといわんばかり。話題性はすごいのでしょうが、娘さんを亡くしたご両親や親族の方々にも配慮した、節度ある報道が出来ないものでしょうか？無理やりでもインタビュー取れば、それで仕事は終わりかい！？見たいな・・・。

どうも「マスコミのセカイ」に付き合わされて、わたしたち平民までが「踊れ！踊れ！」と知らず知らずのうちにその気にさせられているような気がする。

いや、わたくし、疲れていて、そう言われても踊る元気も気力もアリマセンから・・・。