2009.11.17

Books

「凡事徹底」 鍵山秀三郎著

当たり前のことを徹底してやること。これが私が鍵山さんから学んだことです。

キーワードは掃除。トイレに始まり社内はもちろんのこと、社屋の周りから近隣へとその範囲は広がってゆく。もちろん質的には、スタートであるトイレのレベルを維持しながら。

建築業界にいた私は、「道具を大事にしない職人はプロじゃない」とか「道具の手入れが仕事のいろはのい」というようなことを、腕の立つ職人さんからよく聞いたものです。これも同じことだと思います。これは掃除だけではなく、片付けにも同じ事が言えるでしょう。

もちろん一部の創造的な仕事に、身の回りの乱雑さが必要不可欠であるという事実も否定しません。しかし、私たちのような一般的な「仕事」にとって、あるいはお客様にお納めする製造業にとっては、整備清掃された環境で作り出してゆくことで、問題や欠陥をなくすことにも繋がります。

決して几帳面ではありませんが、綺麗好きの私にとって、掃除は始まりであり、終わりなのです。

凡事徹底―平凡を非凡に努める (活学叢書)
鍵山 秀三郎

おすすめ平均:5
5企業経営には、真の姿があることを学びました。
5含蓄ある言葉が詰まった一冊
5感動です
5何年も味読できる実践書
5いい人生を送るにはまず目の前にあるできることから始めること

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