2009.12.27

Movies

Gone With the Wind 邦題:風と共に去りぬ

gonewith.jpgマーガレット・ミッチェル原作、ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブル主演のあまりにも有名な名作。南北戦争のころの南部に生まれ育った一人の女性の波乱に満ちた生き様を描く長編映画。アカデミー賞作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞・脚色賞・色彩撮影賞・美術監督賞・編集賞・サルバーグ記念賞・特別賞受賞作品。

1861年、南北戦争が始まる直前のアメリカ南部ジョージア州タラ。大地主ジェラルド・オハラ(トーマス・ミッチェル)の娘スカーレット(ヴィヴィアン・リー)は、幼馴染のアシュリー(レスリー・ハワード)に思いを寄せていました。しかしある日の、彼の屋敷でひらかれたパーティの席上、彼女の従妹メラニー(オロヴィア・デ・ハヴィランド)との婚約発表がされます。

美しいが気性の激しいスカーレットは、彼に思いをぶつけますが心優しいメラニーへの気持ちは揺るぎもしません。そして会場で出会った品行に関する評判の悪い船長レット・バトラー(クラーク・ゲイブル)に出会い、惹かれるものを感じます。そこに戦争が始まった一報が伝えられ、緊張と興奮の最中、失恋による自暴自棄からメラニーの兄チャールズの求婚を受け入れ二人は結婚します。

戦争に出向いたアシュリーとチャールズ、残されたスカーレットとメラニー。そしてチャールズは戦うことなく病気で亡くなったとの連絡がスカーレットのもとに届きます。

とにかく長い映画です。4時間近くあります。しかし1939年という時代を全く感じさせない映像、原作の良さもさることながらシーン展開や脚本の素晴らしさが、至宝の作品として仕上がっています。ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルの演技も息もぴったり。そんなヴィヴィッドな物語の名脇役がマックス・スタイナーの名曲「タラのテーマ」です。

前編は南北戦争によってまさに天国から地獄へと急変する彼女の生活が中心に描かれます。そういう激動の中で唯一信じられるもの、逆に心をつなぎ続けられるもの、それは故郷の大地、彼女にとっては「」赤い大地、タラ」でした。

後編は事業の成功によって生活自体が安定した中で、若い頃のアシュレーへの憧れが真実の愛なのかただの思い出への郷愁でしかないのか、レットとの生活の中で揺れる女心。しかし素直に心のうちを明かさない似たもの夫婦の二人はすれ違いばかりで、やがてそのずれは修復できない展開へと進んでしまいます。

ラストのスカーレットの有名なセリフは、「After all, tomorrow is another day.」。ハリウッド映画史上に燦然と輝く大作です。これを見ずして映画を語るな!はい、わかりました。

出演:ヴィヴィアン・リー,クラーク・ゲーブル,オリヴィア・デ・ハヴィランド,レスリー・ハワード,イヴリン・キース,トーマス・ミッチェル,バーバラ・オニール,アン・ルザーフォード,ジョージ・リーヴス,フレッド・クライン

監督:ヴィクター・フレミング 1939年

BOSS的には・・・★★★★

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