2009.12.28
私をスキーに連れてって
当時大流行したユーミンのテーマソングとともに、80年代後半のいわゆるバブル期を代表するスキーをモチーフにした青春ラブストーリー。
とある商社に勤める26歳のサラリーマン矢野文男(三上博史)は、仕事も恋愛もイマイチ。しかしスキーだけは大学時代に選手として鳴らしたほどのプロ級の腕前でした。そんなこともあり社内で行われていたスキーの名門ブランドの販売プロジェクトに、部外者でありながら加わっていました。
クリスマスの志賀高原で出会ったOL池上優(原田知世)に一目ぼれした文男。高校時代からのスキー仲間である正明(沖田浩之)、真理子(原田貴和子)、和彦(布施博)、ヒロコ(高橋ひとみ)の4人は二人をなんとか結び付けようとしますが、なかなかうまくいかない。何とか聞き出した電話番号は、なんとデタラメだったのです。
ユーミンの「恋人がサンタクロース」とか「BLIZZARD」とか、今でも時々聞いていて、別に違和感はないのですが、やはりこの頃の映像を見ると時代を感じると言いますか、あの「輝かしき」バブルの時代、ネコも杓子もスキーに行っていた時代が懐かしく思い出されます。
先日知人に「アベック」って言ったらひどく笑われて、今時は「カップル」らしい。でも本作中ではちゃんと「アベック」というセリフも出てきて、「ああこの時代とともに、おじさんの青春も終わったんだな・・・」と感慨ひとしお。主演の原田知世も若くて初々しいです。
スキー指導は、当時コマーシャルにも登場していた元アルペンレーサーの海和俊宏。ほろ苦い青春時代の思い出を呼び覚ましながら楽しませていただきました。今時の若い方には、ただの懐メロ映画なんでしょうねぇ~。
出演:原田知世,三上博史,原田貴和子,沖田浩之,高橋ひとみ,布施博,鳥越マリ,飛田ゆき乃,竹中直人,田中邦衛
監督:馬場康夫 1987年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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