2009.12.13
Rio Bravo 邦題:リオ・ブラボー
「赤い河」のハワード・ホークス監督が、ジョン・ウェインを主役に作った西部劇。
メキシコ国境近く、テキサス州の小さな町リオ・ブラボー。保安官のチャンス(ジョン・ウェイン)は悪党のジョーを捕らえます。しかしジョーの兄バーデットは大牧場を経営する金持ちで、部下に命じて町を封鎖してしまいます。
チャンスの味方は、足の不自由なスタンピイ(ウォルター・ブレナン)と早撃ち名手だが今や酒びたりのデュード(ディーン・マーティン)。幌馬車隊を護衛しながら町にやってきたチャンスの親友パットは、町の男たちにチャンスの支援を依頼している間に何者かに殺されてしまいます。
パットに雇われていたコロラド(リッキー・ネルソン)も彼らに加勢することになり、幌馬車でやってきたフェザーズ(アンジー・ディッキンソン)と恋仲になったチャンス。そしていよいよバーデットはジョーの奪還を企てます。
古い映画ですが、脚本もストーリー展開の不自然さも感じません。ジョン・ウェイン、いいですねぇ~。見た目のかっこよさ、スマートさとか言うよりは、どちらかと言えば朴訥な頼れる兄貴と言う感じ。西部劇のヒーローですよね。
古き良き西部開拓時代の勧善懲悪とともに、治安組織としての保安官と言う職業の始まりの様子もよくわかります。
荒野とかのシーンはほとんどなく、打ち合いのシーンも極わずか。その代わり、ディーン・マーチンとリッキー・ネルソンのデュエットが聴けたり、ジョン・ウェインとアンジー・ディッキンソンの不器用な恋のやり取りが楽しめたり、悪女に騙され酒に溺れるディーン・マーチンが次第に立ち直ってゆく様子が描かれたりと、西部を舞台にしたヒューマン・ドラマ的な要素もあります。
お子様からお年寄りまで、活劇としての西部劇を十分楽しめる作品です。
出演:ジョン・ウェイン,ディーン・マーティン,リッキー・ネルソン,アンジー・ディッキンソン,ウォルター・ブレナン
監督:ハワード・ホークス 1959年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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