BOSS's Column

水利権を巡る牧場主同士の争いに巻き込まれたガンマンと保安官を描いた典型的な（？）西部劇。ジョン・ウェイン＆ロバート・ミッチャム主演、ハワード・ホークス監督。

銃の腕前で用心棒稼業をしているコール（ジョン・ウェイン）は、しばらく振りにエル・ドラドに戻ってきます。出迎えたのはこの町で保安官となった旧友のハラー（ロバート・ミッチャム）に昔の恋人で酒場の女主人モーディー（シャーリン・ホルト）。コールが戻ったのは、牧場主のマクドナルド（R・G・アームストロング）の持つ水源を狙う、同じく牧場主のジェイスン（エドワーズ・アズナー）に雇われたためでした。

しかし、ジェイスンは無理やり水利権を奪おうとしていることをハラーから聞いたコールは、ジェイスンの牧場に出向き、助っ人を断ります。帰り道にライフルで狙撃されたコールは応戦。倒した相手はマクドナルドの息子で、彼は痛みに耐えかね自殺してしまいます。

遺体をの牧場まで送り届けたコールは、今度はマクドナルドの娘ジョーイ（ミシェル・ケーリー）に撃たれ重傷を負います。町に戻り傷の手当てを終えたコールは、再び仕事を求め町を去ります。

半年後,国境近くの町で腕利きのガンマンであるマクロード(クリストファー・ジョージ)がジェイスンに雇われ、また旧友ハラーが酒びたりとなったことを知り、ナイフ使いのミシシッピー(ジェームズ・カーン)とともに再びエル・ドラドの町を目指します。

ジョン・ウェイン＆ディーン・マーティンの「リオ・ブラボー」と何となく似てますが、こちらは結構コミカルに楽しませてくれます。もちろん基本は勧善懲悪なのですが、早撃ち腕利きのはずの二人のガンマンが、よれよれになって悪と戦う、それも作戦も準備も無しのぶっつけ本番。そういうテンポのよさがこの作品の真骨頂です。

この時代の作品ですから、いろいろと重箱の隅突きをすればきりがありませんが、そういうことは一切忘れて、おおらかに「西部劇」を楽しみましょう！ヒーロー、ジョン・ウェインにロバート・ミッチャムです！

出演：ジョン・ウェイン,ロバート・ミッチャム,ジェームズ・カーン,シャーリン・ホルト,ミシェル・ケーリー

監督：ハワード・ホークス　1966年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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