2010.01.09
Mignority Report 邦題:マイノリティ・リポート
記念すべき第365作目の作品は、トム・クルーズ&スピルバーグのSF作品です。
殺人事件を未然に防ぎ逮捕するというシステムが機能している近未来で、罠にはまった犯罪捜査官が自身の潔白を証明しようとするSFアクション。監督はあのスピルバーグ、音楽はあのジョン・ウィリアムス、主演はあのトム・クルーズ、共演はあのコリン・ファレル。見る前から嫌がおうにも盛り上がります。
アメリカのワシントンDC、2054年。殺人予知システムにより、起こるべき犯行が未然に防がれ、この6年間は殺人事件ゼロの社会が実現していました。現場に飛び込み犯人を逮捕する捜査チームの主任はジョン・アンダートン(トム・クルーズ)。しかし彼はかつて愛する一人息子を何者かに連れ去られ、家庭は崩壊。自宅では薬物に依存する日々を過ごしていました。
この予知システムの内偵によこされたのがダニー・ウィットワー(コリン・ファレル)。実は彼は、密かにジョンの後釜を狙っていました。
そしてある日、予知システムはジョンの36時間後の殺人を予告。真実を確かめるため、彼は元部下たちの執拗な追跡をかわし、ダウンタウンに潜伏しますが・・・。
映像やセット、小道具やSFXは、さすがスティルバーグ作品とうならせられる出来栄えです。バーチャルスクリーンでデータを操るカンフーみたいなアクションはちょっと子供っぽいといいますか、そういう意味ではスピルバーグっぽいのかもしれませんが・・・。透明の記憶ディスクはかっこいいですが、同じく透明のPCはちょっとちゃっちいかな?
ああ、物語自体は原作がいわゆるカルトSF物ですので、全体的にチープですし展開にはかなり無理があります。大物俳優によって支えられていますが、二人が3流俳優で監督が名もない人間で予算がつかなかったとしたら、さぞかし悲惨な作品になっていたでしょう。まあ、映画作品の多くはそういうものかもしれません。キャメロンさん。
えーっと、SFファンに。トム・クルーズとコリン・ファレルのファンに。
出演:トム・クルーズ,コリン・ファレル,サマンサ・モートン,マックス・フォン・シドー,ロイス・スミス
監督:スティーヴン・スピルバーグ 2002年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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