BOSS's COLUMN

2010.01.28

The Bachelor　邦題：プロポーズ

独身の自由を捨てたくない若者が、遺産相続の為に結婚しなくてはならなくなった顛末を描いたラブコメディ。主演は「バットマンフォーエヴァー」ロビン役のクリス・オドネルに、後の「ブリジット・ジョーンズの日記」「シカゴ」ではロキシー・ハートを演じたレニー・ゼルウィガーです。

男はムスタング（野生の馬）であり、それは独身を謳歌すると言う意味でもあります。ビリヤード台を製造する工場を経営するジミー（クリス・オドネル）は３０代も目前ですが、次々と相手の手におち結婚してゆく周りの男どもを尻目に、相変わらず相手を変えては、お気軽な恋を楽しんでいました。

そんな彼が出会った新しい恋人はアン（レニー・ゼルウィガー）。「将来」という「＝結婚」を意味する言葉を口にしない彼女との恋は３年目を迎えますが、ある日彼女の口からついに・・・。

前半は、独身時代というものを男の世界から表した物語ですが、途中遺産相続が絡んだあたりから違った展開になってきます。まあこのあたりは考えさせると言うよりは、ビジュアルに訴えて、ドンドン階段を登らせるという手口で、そのために元カノとして登場させるのが、オペラ歌手をやってるマライア・キャリーだったり刑事をやってるジェニファー・エスポジートだったり。とんでもシュールなブルック・シールズには大うけしてしまいます。

最後はありえないドタバタの、気恥ずかしいほどの大円団なエンディングを迎えますが、まあちょっとはずしたラブ・コメとして結構多くの方に楽しんでいただけるのではないかと思います。ちなみに原題は「ザ・独身」という意味です。

出演：クリス・オドネル,レニー・ゼルウィガー,ハル・ホルブルック,ジェームズ・クロムウェル,アーティ・ラング,マライア・キャリー,ブルック・シールズ, ステイシー・エドワーズ,ジェニファー・エスポジート

監督：ゲイリー・シニョール 1999年

BOSS的には・・・★★☆☆☆