2010.02.10
Happy Feet 邦題:ハッピーフィート
南極大陸に暮らすペンギンたちの奮闘を描いたミュージカル仕立てのフルCGアニメ。声優たちはさすがのハリウッド映画です。
コウテイペンギンのメンフィス(ヒュー・ジャックマン)とノーマ・ジーン(ニコール・キッドマン)の間に生まれたマンブル(イライジャ・ウッド)は、ペンギンにとって大切な歌うことが出来ません。音痴のマンブルは両足をパタパタと動かす奇妙な行動を取ります。そのことで両親も含め回りからつまはじきにされます。
最近魚の数がどんどんと減ってしまった南極大陸周辺の海。それが人類による大量捕獲によるものだと知ったマンブルは、仲間のペンギンたちと漁をやめさせるべく人間に近づきますがなすすべもなく、船を追って大海原を渡った彼は、ついに捉えられ動物園に送られます。
そもそも動物ものの大嫌いな私が本作を論じる資格もありませんが、物語はさておき素晴らしいのはそのCGの出来。ペンギンのふさふさした毛並みや、青い海と真っ白な氷のコントラストや詳細表現など、それはそれは目を見張ります。50年前のハリウッド関係者が突然これを見たら、卒倒してしまうかも。
といいますか、私にとってはその映画表現の進化と言いますか素晴らしさをただただ堪能する作品でしかないのですが、根底にひとりよがりに地球に暮らす人類に対するメッセージがあり、また登場人物たちがかわいいのは確か。ミュージカル仕立ての音楽やダンスシーンもなかなかの演技(?)です。
テーマを地球環境とかまで背伸びしなかったこと、恋愛よりも仲間とのやりとりを中心に描いたことで、老若男女どなたでも楽しめる作品になっています。
もともとペンギンが顔が黒いからなのか、どうも音楽もダンスもブラック系なのが気になりはしましたが・・・。両親の名前は、メンフィスにノーマ・ジーンなのにね!?個人的にはひたすらSFXを堪能するだけの作品ですが・・・。
出演(声優):イライジャ・ウッド,ブリタニー・マーフィ,ヒュー・ジャックマン,ニコール・キッドマン,ヒューゴ・ウィーヴィング,ロビン・ウィリアムズ
監督:ジョージ・ミラー 2006年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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