2010.02.07
Iron Man 邦題:アイアンマン
アメリカのマーベル・コミックのヒーロー、アイアンマンの実写版。ハイテクで武装した空飛ぶアーム・スーツを身にまとい、悪と戦うヒーローの物語。376本目の投稿です。
兵器エンジニアである父の死を受けて若くして巨大軍事兵器企業「スターク・インダストリーズ」の社長となったトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr )は、自らも天才的な発明家であり人並み優れたエンジニアでした。
自社の開発した新型ミサイルのプレゼンにアフガニスタンを訪れた彼は、帰路に地元ゲリラ「テン・リングス」の襲撃に合い拉致されます。ゲリラの洞窟内の一室、気がつくと彼の胸には電磁石が埋め込まれていました。心臓近くの金属片を心臓に近づけないようにと、彼同様捕虜となっていたインセン博士が処置したものでした。
新型ミサイル「ジェリコ」を組み立てたら開放すると脅迫され、しかし二人はゲリラの目を盗んで脱出のための兵器であるボディ・アーマーを組み立て始めます。
最新のSFXによって実写化されたアーマーの飛行シーンやコンバットシーンの迫力はなかなかのもの。やはりこういう作品の実写化は90年代以降じゃないと無理ですよね。しかもコメディタッチで出来ているので、機械の冷たさや殺し合いの残酷さは皆無。
この作品で長い下積み生活に終止符を打ったロバート・ダウニー・Jr、43歳とは思えない胸板と若々しい演技は、コミックファンをも納得させるものだったでしょう。
原作どおりとはいえ、無用なラブシーンもなく秘書ペッパー(グウィネス・パルトロー)との淡い恋心の表現も、エンディングでずぼっと来て効果抜群。この映画を観て笑えない人とは、お付き合いしたくありませんなぁ~。
そもそも私はガンダム世代ではないので、アーマー・スーツには何の思い入れもありませんので逆に新鮮に観ることができましたが、ジャスト世代の方はどうなんでしょうねぇ~。えっ?やっぱ、中に入って空を飛んでみたい?ちなみにパラシュートはついてないようですが・・・。
出演:ロバート・ダウニー・Jr,ジェフ・ブリッジス,テレンス・ハワード,グウィネス・パルトロー
監督:ジョン・ファヴロー 2000年
BOSS的には・・・★★★☆☆
もっとムービー・アーカイブスはこちら >>> 「ムービー・インデックス」