2010.02.07

COLUMN

龍馬とソクラテス

疲労困憊で右半身を引きずりながら、整体に毎日通いながらの一週間が終わり、さらに「龍馬伝」を見てそのささやかな休日も終わりました。金曜日には市内のとある隠家のような場所で、鍋をつつきながらの雑談義。帰宅は午前様。アルコールの残ったまま翌土曜日は、朝から打ち合わせ1件にサポート1件、午後からは溜まりに溜まったデスクワーク。さすがに今日は、お休みをいただいておりました。ささやかな休日です。

最近、なんだか(私が思うに)同じテーマにたどり着くことが多い。

1.今日の龍馬伝。龍馬は黒船を間近に見た衝撃で、「剣など何の役にも立たぬ」と千葉道場を飛び出しますが、吉田松陰と出合って自らの天命を知ろうとする。

2.隠れ家での4時間にもわたる雑談義、空海と親鸞の話題に花が咲き、親鸞が87歳にして世の善悪を判断できぬと言ったのは何故なのか?

3.相変わらず就寝前に読み返している「プロスタンティズムの倫理・・・」。17世紀から21世紀まで、世代で言えば15~20代近く、その時代その時代の人たちが求め続けてきたものは一体?

4.たとえばバッハにモーツァルト、ベートーヴェンにマーラー。彼らは一人の人間であり続けたが為に、後継者を残しはしなかった。しかし後には、彼らが作り上げた様式が残り、何百年を経て未だに輝き続けている。

思えばソクラテスの時代から、私たちは一体どれだけ進歩したのだろうか?孔子や王陽明の言う間違いとどれだけ異なる間違いを犯しているのか?

イエスとムハンマド、釈迦の求道はどこに通じているのか?答えは出たのか?

いや、1から4までのあまりに下世話な個人的なお話と、ソクラテスやイエスの話と、何の脈絡があるのか?

そう、お分かりの方もいらっしゃいますよね?

BGMはマックス・ブルッフのヴァイオリン協奏曲でした。

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