2010.02.09

F1 & Cars & Bike

「プリウスが・・・」

TOYOTAのプリウスが大変なことになってます。というか、TOYOTA自体が大変なことになっているのでしょうか?実際よく売れた車です。しかしプリウスとはTOYOTAにとって何なのか?

その昔、TOYOTAと日産がシェア争いのしのぎを削っていた頃、BC戦争なるものがありました。最初それは、国民車と位置づけられたサニーVSカローラの仁義無き戦いでした。やがて、国民が裕福になるに連れて、あるいはメーカーの思惑通り、その戦いは上級車種にバトンタッチされ、いわゆるBC戦争、ブルーバードVSコロナとなり、そしてバブル期にはスカイライン・ローレル軍団VSマークⅡ3兄弟へと移行してゆきます。

結局その戦いを制したのはご存知のとおりTOYOTAでした。その後TOYOTAは、お手本であったアメリカのビッグ3をも凌ぐ、世界のTOYOTAとなったのはご存知の通り。

そして世界で最も売れたハイブリッド車であるプリウス。もしかすると最もリコール台数の多い車として屈辱的な記録を世に残すことになるのかもしれません。

私はプリウスもその他ハイブリッド車も持っていません。燃費で言えば彼らの3倍くらいガソリンを炊いて走っています。

皆さん方の中にはプリウスを買われた方もいらっしゃるかと思いますが、何故、どういう理由でその車を選ばれたのでしょうか?

地球環境のためですか?それともただガソリン代が節約できるからですか?

ところで、プリウスは何年乗れますか?処分の時の環境負荷はどれくらいですか?

porshe.jpgかのポルシェは目のくらむような加速と言う魅力を持っています。それでポルシェを買われる方も多いはず。しかしポルシェは加速よりも減速性能の方が優れているのは、あまり知られていないポルシェ社のポリシーです。ゼロ発進で100km/hになるまでの加速の時間よりも、100km/hから停止までの減速の時間のほうが短いのです。ご存知、ブレンボとの共同開発のブレーキシステムです。

purius.jpgあなたは、プリウスに減速性能を求めましたか?求めてもいないのにこの場になって文句を言うのは、「火事場泥棒」と同じです。あのぺなぺなの、燃費がいいだけの、その昔の軽自動車なみの性能のわりに、値段だけが高いというだけで多くを求めすぎてはいませんか?

と言っても、私も買ってればもちろんディーラーにいそいそと持ち込みます。それが庶民感情というやつですから・・・。^_^;

私たちの職種も含め、メーカーにとって最もあなどれない強敵、得体の知れない怪物、それは「庶民感情」なのです。

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