2010.03.12

Movies

JOHN RAMBO 邦題:ランボー 最後の戦場

「世界最強の一人しゃぶしゃぶ」、いやもとい。「世界最強の一人軍隊」、ランボーが20年ぶりに復活。還暦を迎えたスタローンが主演・監督・脚本をこなし、ミャンマーのジャングルを駆け回る大ヒットシリーズ第4弾です。

軍事政権下のミャンマーでは、男児は兵士にと連れ去られ一般住民、特にキリスト教徒たちは弾圧され時に無差別な虐殺を受けていました。一方、戦いに疲れたジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)は、タイ北部の小さな村で、毒蛇狩りを生業にしてひっそりと暮らしていました。

ある日、キリスト教系のNGOの一団がランボーの元を訪れ、ミャンマーへボートで運んで欲しいと依頼してきます。二度と戦場に足を踏み入れるつもりのなかった彼は断りますが、NGOの一人サラ・ミラー(ジュリー・ベンツ)の熱心な頼みに遂に彼らを送り届けることにします。

しばらくたったある日、彼の元に傭兵を再び送り届けて欲しいとの依頼がきます。NGOのメンバーたちがミャンマー軍に捕らえられたため、救出部隊を送り込むことになったのです。サラの身を案じたランボーは傭兵たちについてゆこうとしますが断られます。しかし彼らは早々に戦闘に巻き込まれることになります。

20年ぶりの復活と言うこともありますし、スタローン自身の監督・脚本により彼自身の思いが強く押し出された作品となったようで、これまでの3作とは異なる、つまりアクション・エンターテインメントから何かを訴えようとする社会派的ニュアンスをもったリアリティの高いアクション映画となりました。

ジャングルを駆け回る姿は、とても還暦を迎えたとは思えない。これには早送り的で切り刻んだフィルムのつなぎ方も功を奏しているようです。

ranbow.jpgただ、リアリティに振った分、スーパー・ヒーロー的な要素はトーンダウンし、トールボーイ爆弾と重機関銃が主役になってしまった感あり。40年も経てば、「ベトナム戦争によって受けたアメリカの傷」を表現するのもちょっと無理がありますしね。

基本的に「ロッキー」は第一作しか認められない私にとって、「ランボー」シリーズこそ彼の正統派(?)シリーズなのですが、本作を進化と呼べばいいのかエンディングに向けてと解釈すればいいのか?

答えは、制作の計画のある「ランボー5」にあるのかもしれません。

出演:シルヴェスター・スタローン,ジュリー・ベンツ,ポール・シュルツ,マシュー・マースデン,グレアム・マクタヴィッシュ,レイ・ガイエゴス,ティム・カン,ジェイク・ラ・ボッツ

監督:シルヴェスター・スタローン 2005年

脚本:シルヴェスター・スタローン,アート・モンテラステリ

BOSS的には・・・★★★☆☆

ランボー 最後の戦場 コレクターズ・エディション [DVD]

おすすめ平均:4
4ランボーのように戦いたい。
5傑作だが女に苛々
5ボート屋→背後から出現→お疲れ様でした
5最高だ!
5凄すぎるとしかいいようがない

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