2010.03.28
Message To Love by Miles Davis (1970)
約半年振りのJAZZ投稿です。半年間、JAZZを聴いていなかったのか?そうかもしれませんし、そうじゃないかもしれません。(何じゃ?この記事は?)で、半年振りのマイルスの続き、ええ、まだまだ続きます、マイルス。帝王ですから。
1970年、日本は万博でお祭り騒ぎ、中学一年生の私は岡本太郎の太陽の塔を畏敬の念で見上げていたことを思い出します。そのころ帝王マイルスさまは、4月にサンフランシスコの「フィルモア・ウェスト」に出演、そして6月にはNYの「フィルモア・イースト」に登場。ここまでが前回までのお話でした。(皆さんのためと言うより、自分自身の為に、記憶を整理する為に!)
で、帝王マイルスさまは8月にはイギリスに渡り、いまや69年のウッド・ストックとともに伝説となった「ワイト島音楽祭」に出演します。
この時の35分ほどのメドレー「Call It Anything」が「Message To Love」という正規版に入っているのですが、実は私、このアルバムを持っていない。だって、高いんだもん!(-_-;)
持っていないのに持ってるフリしてブログ書くのか!?
いえいえ、実は1988年のミュンヘンでの3枚組みライブアルバム(オランダからの輸入版)の3枚目の最後にボーナストラックとして入っているんですねぇ~。世に、(特にJAZZアルバムの場合多いのですが)ボーナストラックと銘打って、どうでもいいようなアナザー・テイクをてんこ盛りにしているアルバムが多いのですが、これなどは正真正銘の「ボーナス」トラックです。
といいますか、囚われの身である「マイルス者」になると、こんなこと、あんなことまでしてでもマイルスさまを追っかける羽目になる。皆さん、お気をつけ下さい。
で、めでたしめでたしと、マニアックにほくそえんで密かに聞いて楽しむ。フリー一歩手前のマイルスさまの「パパッ、パパッ」に酔いしれる。
ナカヤマさん情報によると、マイルスさまがチラッとだけど映ってるドキュメント・ビデオがあるらしい・・・観たい!観たい!
というのは2009年前半までのお話。今はネット社会。あるますがな「You Tube」に!しかもこんな鮮明な映像で・・・^_^;
オフィシャルDVD、出します?エスオーエヌワイさん!?
マイルスさま、このころはまだまだ地味です。なんだかやぼったいスポーツバッグなんか担いで、ステージを降ります。
これを観ると、「Call It Anything」なる聴いたことのないタイトルの曲が、「Directions」「It's About That Time」「Sanctuary」「Spanish Key」のメドレーだということもよくわかります。ああ、堅気の方には何の関係もないお話でした。