2010.03.14
Wicker Park 邦題:ホワイト・ライズ
一人の若者と二人の女性の織りなす不思議な恋の行方を描いた、サスペンスタッチのラブ・ストーリー。
雪景色が美しいシカゴ。下積みを続けていたカメラマンとしての才能が認められた青年マシュー(ジョシュ・ハートネット)は、ニューヨークから故郷シカゴに戻ってきます。靴屋を経営する親友と婚約中の彼の妹の3人でレストランで食事中、一人の女性を目撃します。それは運命的な出会いの後、突然彼の前から姿を消したリサ(ダイアン・クルーガー)でした。
もう一度リサに逢いたい。そう思い立った彼は、もう一度彼女を探すことに決めます。レストランの電話ボックスに残されていた鍵を手がかりにホテルを訪ねたマシュー。そこにあった新聞の切れ端から、あるアパートの一室にたどり着きます。
そこにはリサの残り香があり、マシューは彼女がそこにいたことを確信します。そこに帰宅してきたのは、リサとは全く別人のアレックス(ローズ・バーン)でした。
ジョシュ・ハートネットが出てくるとどうもサスペンスの緊張感が高まって、アドレナリンの分泌量が増えるのは「パール・ハーバー」や「ブラックホーク・ダウン」の印象が薄く、逆に「ブラック・ダリア」や「ラッキーナンバー7」の印象が強いから?結構好きな男優さんです。癖がないから、サスペンスだとピュアーに恐さがわいてくるのでしょうか?
相方のダイアン・クルーガーは、「敬愛なるベートーヴェン」でかわいさ全開だったドイツ系の凛々しく美しい女性。ダンサー役なのですが、なかなかスタイルもよろしい。
しかしクレジットはもう一人の女性、アレックスを演じるローズ・バーンの方が先なんですよね。彼女はオーストラリア出身だそうですが、ダイアン・クルーガーとは対照的な柔らか系の美女。演技的には甲乙つけがたいです。^_^;
個人的には婚約者役のジェシカ・パレがOKなんですが・・・^
原題の「ウィッカー・パーク」というのはシカゴに実在する公園で、マシューとリサが待ち合わせしていた場所のこと。で邦題の「ホワイトライズ」と言うのは、「白い夜明け」とかではなく、「悪意のない嘘」とでも言いましょうか。その意味が正確に伝われば、なかなかひねった邦題なのですが、一般の方々には分かりにくいかも???
結局はどうってことない純愛と横恋慕の物語なのですが、こういう仕立ては嫌いではありません。
大人の恋をしている人に、複雑な恋をしている人に。もちろん、ジョシュ・ハートネットのファンの方に。
出演:ジョシュ・ハートネット,ローズ・バーン,マシュー・リラード,ダイアン・クルーガー,ジェシカ・パレ
監督:ポール・マクギガン 2004年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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