2010.04.22
Blue by Joni Mitchell
1970年にイギリスのワイト島で行われたロック・フェスティバル。ジミ・ヘンドリックスの幻のステージや帝王マイルスさまの降臨で有名なこの催し物は、前年に行われたウッドストックとともに、60年代にまさに花開いたフラワー・ムーブメントの終焉を象徴した出来事でもありました。
先日のブログでは、帝王様のステージの模様をこのブログでご紹介しましたね。
そのフェスティバル、若者たちの間で自由と平和を共有する一方で、主催者と観客の間のトラブルや観客同士の喧嘩、出演者へのヤジやステージへの乱入など、決して愛と希望だけの催し物ではありませんでした。
そんな混乱と混沌、観客の激しいヤジの中で、力強く自ら作った歌を歌い上げた一人の女性がいました。カナダ出身のシンガー・ソングライター、ジョニ・ミッチェルです。
1969年のデビュー以来、9回もグラミー賞を受賞した彼女の1971年発表の4枚目のアルバム「Blue」。これが今日ご紹介する、最近の私のドライビング・ミュージックです。
ワイト島のステージで怒涛のようなヤジに対して、「みんなちょっと頭を冷やしたら。じっくり物事を考えるべき時じゃないの!」と訴えた彼女。
「しなやかに、したたかに」
それはまさに彼女のためにある言葉なのかもしれません。
一方、風見鶏どころかコタツでまるまってテレビのワイドショーばかり見てて、何も決めない、何も実行しないどこかの国の首相。もしかしたら今の時代に必要なリーダーは、彼女のように、あるいは「汚れた英雄」の北野晶夫のような、「イニシアティブ」を実行できる人なのかもしれません。
自問自答です、はい。
Joni Mitchell
おすすめ平均:
初めて聞きましたが...
せつなく美しい。
メッセージ性を大切にする姿勢が前面にでているアルバム
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