2010.04.05
「戦士たちの憂鬱」
この週末は、田舎の氏神様の春祭りでした。先週は掃除とか準備でしたので、2週続けての帰郷でした。そしてこの週末にはF1第3戦マレーシアGPがありました。といっても、レースは前日までの予選で決まっていたようなものですが・・・。
マレーシアGPの行われるセパン・サーキットは、時折襲ってくる激しいスコールで有名。そして3日の予選は雨。各チームがあたり前のようにインターミディでコースインして行く傍らで、フェラーリ、マクラーレン、メルセデスの強豪チームはピットに潜んでいました。
インターネットの局地天気図をにらみながら雨が上がると判断。ドライタイヤを履いて彼らはその時を待っていました。
しかし、彼らが待ち望んだ「その時」はやってはきませんでした。ますます激しくなる雨の中、残り10分になって溝の深いレインタイヤに履き替えて飛び出すももやはなすすべもなく、先週の1等賞のバトンは予選17番手、アロンソは19番手、ハミルトン20番手、マッサ21番手というスターティング・グリッド。そして1、3番手につけたのはレッド・ブルのウェーバーとベッテルでした。
そして今週から応援しようかなと思ってるバリッチェロは7番手、僚友の新人ヒュルケンベルグはなんと5番手スタートでした。
で、終わってみればスターティング・グリッドほぼそのまま。番狂わせと言えば、ウィリアムズの前に5台ほど他チームのマシンが割り込んでチェッカーということ位でしょうか? まあ、国際映像にも時折出していただきましたし・・・^_^;
まるでどこかの「赤鯉」チームの試合のよう。たまにテレビ中継がある日にゃ、負け試合という・・・。
で、第3戦からの「今日の学び」は、「策士、策に溺れる」です。
雨の日には傘を差して出かける。駆け引きや情報に惑わされ、策を弄して策に溺れたトップチーム。コース・コンディションはアスファルトの上でしか分かりません。顧客との接点、現場にしか確かなものはない。
「ああだろうか?」「もしこうだったら???」
そんなことより、いつもどおり予定通り、約束どおり時間通りに、確実にお客様のところに出向く。雨の日も、風の日も。まあ、下位チームを率いる私には、それしか戦略がないということもありますが・・・^_^;。
次回は来週、中国は上海サーキットです。おっとその前に、ガイナーズの開幕戦ですね!