2010.07.15
「暑い夏、暗い海」
今日は、ほぼ一日を機器導入セッティングに費やしてしまいました。ちょうど一年位前に、同様の作業があったのですが、ドキュメントを残しておらず、また一から白紙状態での作業。少しは覚えているかと思ったら、まったくのすっからかん。人の記憶などというものは、本当に当てにならないものです。 えっ?それはお前だけ?しかもアルツ?
かもしれませんなぁ。今回は帰社してから、しっかりとドキュメント作成いたしました。
さて、秒読み段階に入った梅雨明けを前に、一昨日は「George Winston」の「Summer」だった就寝時の「おやすみミュージック」を、夕べは映画「グラン・ブルー」のサントラに変えました。
「George Winston」は「Autumn」が有名ですが、「Summer」もなかなかよいのですよ。
そして「グラン・ブルー」。
いつかの夏の夕方。午後からビーチではしゃぎ過ごし、ちりちりと日焼けした肌に吹き付けていた南風もやみ、飲みかけのコロナビールのレモン越しに大きな太陽が西に傾きかけたとき、草葺屋根のビーチハウスのコーン紙の真っ白なYAMAHAのスピーカーから、静かに流れ出したのがこのアルバムでした。
あれからもう15年以上になります。たくさんのものが色あせてゆく中で、またたくさんの思い出が積み重なってゆく。
そして想いは、あの映画の中のジャックのように、深く静かな孤独の海へと、静かに向かいます。