2010.08.26

E38

「夏休みの工作 その3 ファンベルト交換」E38

さて、手に入れたのは手に入れたファンベルト。はたしてどうしたものか・・・。古いのをはずすだけはずして、万一そのまま放置!となってしまったらモビーは動かなくなるし・・・。

と、2分ほど悩んだBOSSは、後先考えずとうとう無謀にもファンベルト交換に着手してしまったのです。

20100822022.jpg

ネットで調べるとファンをはずすには25mmスパナと、軸を固定する特殊工具がいるらしい。私も少しは工具を持ってはいますが25mmなんて化け物のようなスパナは持っていない。ならばモンキーでと、300mmのモンキーをセットしたものの、やはり軸を固定する工具がないとファンが一緒に空回りして外れそうにない・・・。

しかし入手したベルトを見てみると、あきらかにファンの直径よりははるかに大きい。とうことは、大回りさせれば取り付け位置まで持っていけるはず・・・。

と、またまた後先考えず、勢いだけで古いファンベルトを無理やりはずしてファンを大回りして撤去。

こんな状態になってました・・・・(冷や汗ダラダラ、あぶら汗ダラダラ・・・)

20100822011.jpg

今度は、新しいファンベルトを大外からもちこんで元通りに張りまわします。

取り回しを間違えると大変なことになるので、ここはさすがの私も慎重に。しかし幅3cmほどの隙間にでかい手を入れての作業。しかもラジエーターはまだ熱く、夏の日差しこそ入らないガレージに風は通らない。

belt.jpg

したたる上半身の汗、流れ落ちる下半身の汗・・・。切れそうになる集中力を振り絞り、最後にテンショナーを固定しているM13を一度緩めて目一杯張った状態で締めなおし。

と思ったら、ボルトがコロコロっと・・・。どこかの隙間に転がり込んだのか見当たらない。アンダーカバーをはずしても落ちてこない。

汗まみれになりながら、アセるBOSS。しかしどこをどう探しても見当たらない。

「ここから下にはかみこむと大変なところはないから、まあいいか・・・。」

「よくはないが、まあいいか・・・。」

「人間、諦めが肝心!」

といってもこのままあきらめて放置していたのでは、モビーは二度とエンジンがかからない。

しかたなくDIYの店に行って同径のステンボルトを入手。長さは記憶を頼りに・・・。

しかしこの辺はさすがドイツ車。ミリネジなんですね!これが英国車とか米国車だとインチネジなので、そんじょそこらには売ってない。

で、帰宅して取り付けてみると買ってきたボルトの首下が長すぎることが判明。グラインダーの切断刃の方でカットし、切断面をきれいに仕上げて再び取り付け。今度はうまくいきました。もちろんその間も、全身汗まみれです。

さて取り回しやベルトの状態を最終確認し、工具などの忘れ物がないことを確認し、運転席へ。ここでいきなり始動せず、とりあえずセルをチョンチョン回して、再度エンジンルーム内のベルトの状態を確認。問題なさそうなので、今度はためらうことなくエンジン始動!

「ブウォーン!!」

はい、無事交換作業が終了しました。

20100822033.jpg

でも、ファンが外れたらもっと作業は楽だった。やはり中級以上になると、専用工具が必要。ということは、素人さんは手を出すな!ということなのでしょうねぇ~。

まあ、後にも先にもモビーのファンベルトを再び交換することはもうないと思いますが・・・。(^_^;)

最初から最後まで、いろんな汗にまみれたファンベルト交換でした。

教訓:いくら車いじりが趣味とはいえ、限度をわきまえろ!はい。

INDEX

CATEGORY

ARCHIVE