2010.08.19
Enter The Dragon 邦題:燃えよドラゴン
体ひとつ、少林寺拳法を武器に悪と対決する肉体派ヒーロー物語。というか、カンフーブームのハシリにして最高傑作。主演はブルース・リー。アメリカ・香港合作。
香港に程近い高台の寺。行われていた少林寺の試合の勝者は師範級の達人リー(ブルース・リー)でした。
そんな彼を訪ねてきたのはイギリス秘密情報部員。南シナ海に浮かぶ要塞のような島で行われる武術トーナメントに参加しつつ、ひそかにその島で行われている悪事を突き止めてほしいとの依頼でした。
そして父から、かつてリーの妹が島の支配者ハン(シー・キエン)の用心棒に命を奪われたことを聞き、復讐に燃えます。
一方、トーナメントには世界中から名うての武道家たちが招待されました。その中には、ロスアンゼルスの黒人空手の名人ウィリアムス(ジム・ケリー)や、サンフランシスコのローパー(ジョン・サクソン)らもいました。
一行を乗せた船がハンの島の桟橋に到着。参加者たちはたいそうなもてなしを受けます。そしていよいよ、トーナメントが始まりました。
「カンフー」=「ブルース・リー」という図式を子供心に刷り込み、またジャッキー・チェンをはじめとする多くのフォロアーを生み、現在の格闘技ブームにも多大な影響を与えた記念碑的作品。
当時、高くて買えないヌンチャクを自分で作り、胸とかわき腹を真っ赤にしながら、リーの地下室でのヌンチャクさばきをまねたものです。
音楽はあのラロ・シフリン。最近でもいろんなところで本作のテーマが流れますよね!
冒頭の対戦相手のちょっとおデブはサモ・ハン・キンポー。ジャッキー・チェンやユン・ピョウもチョイ役で出ているらしいのですが判読不能です。
本作が日本で公開される半年前の1973年7月20日、頭痛を訴え鎮痛剤を飲んだリーは、そのまま昏睡状態となりこの世を去ります。享年33歳。
私にとっては、彼の弟子でもあったスティーブ・マックイーンやジェームズ・コバーンらと共に、ストイックな兄貴、憧れのヒーローの一人でした。
私のこのクールなニヒリズムはここから?(^_^;)
ジャッキー・チェンのファンの女性方に!自らと戦うべき、すべての男どもに!
「アチョーッ!」
出演:ブルース・リー,ジョン・サクソン,ジム・ケリー,アーナ・カプリ,ボブ・ウォール,シー・キエン,アンジェラ・マオ・イン,ベティ・チュン
監督:ロバート・クローズ 1973年
音楽:ラロ・シフリン
BOSS的には・・・★★★★☆
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