BOSS's Column

２次冷却水漏れの場合はたいがい問題にはなりませんが、これが直接の冷却水、つまり１次冷却水だと放射能漏れの危険が大いにあります。

皆さんの愛車と同様、私の愛車も燃料のウランを核反応させて走るのですが、実はその１次冷却水が突然漏れ始めました。それもお盆の帰省の途上で・・・。

と、冗談はさておき、冗談のような出来事が起こってしまいました。エンジンを冷やすためにラジエーターとつないでいるパイプのラジエーター側のジョイント部分が突然欠損し、パイプがはずれ、冷却水が噴出してしまったのです。

いつもどおり「いつも走り」でぶいぶいと自宅に向かって一般道を高速走行中、「ポコッ」という音と共にボンネットからは水蒸気の白い煙が上がり、「クーラント・レベル　ダウン」の警告が表示され、水温系は見たこともない未体験のレッドゾーンへ・・・。

すぐさま空き地を見つけて車を止め、ボンネットを開けて外れたパイプを差し込みなおし、きつくきつーく閉めなおして水を供給。しばらくしてエンジンを始動すると、水温系も真ん中でぴたっと止まっている。

自宅まであと20kmほど。それまでの「いつも走り」をやめ、車が空いたのを見計らってそろそろと走り始めます。

そして300mほど走ったあたりで、再びあの不吉な音、ボンネットから「ポコッ」とあの音が・・・

そんなことを3回ほど繰り返し、猪鼻峠を目前についにミッション続行を断念しました。夏の昼下がり、知り合いに連絡してせみ時雨の中待つこと数十分。モビーはキャリアカーで運ばれてゆきました。

こうしてわがモビーはドック入りと相成りました。お盆休みには、また夏休みの工作をしようと思っていたのに・・・。

その後、どこに行ってもラジエーターからの冷却水漏れを起こさず普通に走っている車を見ると、不思議で不思議でしょうがない。

皆さんの愛車は、漏れてませんか、冷却水？？？