2010.08.18
Robin and Marian 邦題:ロビンとマリアン
イングランドの伝説のヒーロー、弓矢の名手ロビン・フッドの戦いと恋の物語。主演はショーン・コネリーにオードリー・ヘップバーン。
	獅子王リチャード(リチャード・ハリス)とともに十字軍遠征のためヨーロッパに渡っていたロビン・フッド(ショーン・コネリー)と親友のリトル・ジョン(ニコル・ウィリアムソン)は、王の死によって18年ぶりに故郷イギリスに戻ってきます。
	
	 二人を迎える緑深いシャーウッドの森と古い仲間たち。そしてかつてのロビンの恋人マリアン(オードリー・ヘップバーン)は、彼がこの地を去った後、悲しみにくれて修道女となっていました。
二人を迎える緑深いシャーウッドの森と古い仲間たち。そしてかつてのロビンの恋人マリアン(オードリー・ヘップバーン)は、彼がこの地を去った後、悲しみにくれて修道女となっていました。
	
	そしてその故郷の人々は、ジョン王と宿敵の地方代官(ロバート・ショウ)の悪政に苦しんでいました。
	
	悪代官からマリリンと仲間の修道女を救い出したロビンたちは、町の人々と共にシャーウッドの森でささやかな暮らしを始め、ロビンとマリアンもかつての熱い恋心を思い出し、穏やかで豊かな日々を過ごします。
	
	が、彼を許せないノッチンガムは王と結んで、彼らの住むシャーウッドの森へと軍隊を進めます。
	
	ロビン・フッドといえば、ノッティンガムのシャーウッドの森に住む弓の名手の妖精みたいなイメージがあり、同じような弓矢の名手でクラシック音楽の題材にもなったウィリアム・テルのほうがリアリティがあるのですが、この作品を見てリアリティは逆転したかも?
	
	森の石松ではありませんが、所詮はアウトロー集団のリーダーとなったただの勇猛果敢な男の物語です。妖精をイメージさせるような若さはなく、華麗に敵を倒すというよりは木枯し紋次郎に近い。
	
	イギリスのヒーローものでは映画「ブレイブ・ハート」のウィリアム・ウォレスがありますが、こちらは実在の人物。
	
	そういう意味では伝説として語り継がれるのはやはりロビン・フッドなのでしょうねぇ。
	最後はロビンと代官の一対一の対決となるわけですが、このあたりが騎士道の根幹なのでしょうか?ということは、騎士道も武士道もゆきすぎたストイシズムであることがわかります。
	
	監督のリチャード・レスターは、「ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」でデビュー。「ジャガーノート」のほかスーパーマン・シリーズも手がけており、このローカルなショートストーリーをそれなりの史劇に仕立てています。
	
	音楽のジョン・バリーは、知る人ぞ知る業界の大物。007シリーズや数多くの映画音楽を手がけています。
	
	老いてなお、自らのプライドのために戦う男。それこそがヒーローのヒーローたる所以なのでしょうね。
	
	出演:ショーン・コネリー,オードリー・ヘップバーン,ロバート・ショウ,リチャード・ハリス,ニコル・ウィリアムソン
	
	監督:リチャード・レスター 1976年
	
	音楽:ジョン・バリー
	
	BOSS的には・・・★★★☆☆
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