2010.09.23
Terminator 2: Judgment Day 邦題:ターミネーター2
シュワルツネッガーとキャメロンの出世作第2弾。B級のはずが大成功を収めた前作からの新たな展開。アカデミー賞視覚効果賞・メイクアップ賞・音響効果賞・録音賞受賞。
前作の出来事から10年後の1994年、人類滅亡の日まであと3年となっていました。スカイネットが人類の滅亡をもたらすことを知ったサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は、コンピューター工場を破壊しようとして警察に逮捕され、警察病院の精神病棟に収監されていました。
母と共に第3国の戦火の下で育った息子のジョン(エドワード・ファーロング)は、周りに反発しながらも養父母のもとで暮らしていました。
そんなある日、再び未来から今度は2体のターミネーターが送り込まれます。1体は10年前にサラを襲ったT-800型(アーノルド・シュワルツネッガー)。そしてもう1体は、変幻自在の液体金属で出来た最新型モデルT-1000(ロバート・パトリック)。彼らは今度はサラではなく息子のジョン本人を探し始めます。
2体のターミネーターと遭遇し絶体絶命のジョン。しかしかつて母を襲ったT-800は、T-1000から彼を救い出します。
B級のSFホラーに近い前作が意に反して大ヒット。さあ困ったというよりしめしめと思ったキャメロンが仕掛けたCGによるSFアクションの黎明的記念碑。
まずはプロットを人間対ターミネーターから、ターミネーター対ターミネーターに。これでシュワちゃん、180度善玉に方向転換。しかもシュールな殺人マシーンから、ちょっとおとぼけなロボット君に。
それに加え、コナー親子とT-800に対する警官隊の対立軸を持ち込むことで、ド派手なドンパチが繰り広げられます。予算も今回はたっぷりついたし・・・
ガバメントやベレッタも撃ちまくりですが、グレネード・ランチャーやウィンチェスターのショットガンをぶっ放し、圧巻はT-800がパトカーを狙い打つガトリング・マシンガン。これを観るとバイオ2って完全パクリですよね!
そしてエンディングはもうB級映画との決別と次回作を予感させる作りこみ。何よりも当時の私たちを驚かせたのが、T-1000のドロドロ、フニャフニャながら、一目散に襲い掛かってくる超怖い映像。
これは当時、MacとPhotoShopを駆使して作成されたそうで、これを明日からうちの会社の教科書的サンプルビデオといたします。
前作のきめ台詞「I'll be back!」に加え、今回はあの「Hasta la vista, Baby!」(アスタ・ラ・ビスタ、ベイビー!)が登場。
このすごい作品、実は6ヶ月と言う超ハードスケジュールの撮影だったそうで、終盤にT-800が「休暇がほしい」といったのは、シュワちゃんの本音だったみたい!(爆)
とにかくSFでありながらヒューマンドラマの要素も加え、アクションあり発砲あまた、笑いあり涙ありの名作です!
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー,リンダ・ハミルトン,エドワード・ファーロング,ロバート・パトリック,アール・ボーエン
監督:ジェームズ・キャメロン 1991年
BOSS的には・・・★★★★☆
おすすめ平均:
最高。
SFアクションの最高傑作!
アーノルド・シュワルツェネッガーは正義の機械である。
満点以外に考えられない程の作品です。
あのSUPERBIT規格でさえ…
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