2010.09.08
The Terminator 邦題:ターミネーター
未来からやってきた殺人サイボーグに命を狙われた女性と、彼女を守るために同じく未来からやってきた一人の兵士の戦いを描いたSFアクション映画。シュワルツェネッガーとキャメロンの出世作。
ロス・エンジェルス、1984年。閃光と共に姿を現した全裸の男は、実は2029年の未来からやってきた殺人サイボーグT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)でした。銃砲店でさまざまな武器を調達したT-800は、電話帳に載っているサラ・コナーという名の女性を次々と射殺してゆきます。
街にはもう一人、リース(マイケル・ビーン)という男が未来からやってきます。彼は未来都市で人類撲滅を目指すコンピューターとの戦いで、人類側のリーダーとなったジョン・コナーから母であるサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)を守るよう頼まれ、過去のLAにやってきたのでした。
身の危険を感じたサラはディスコに逃げ込みますが、それを知ったT-800が店にやってきて客もろともサラを殺そうとしますが、リースによって間一髪逃げ出すことに成功します。
そこで彼らは警察隊に囲まれ、おとなしく捕まることになりますが、警察はもちろん未来の話をするリースを信じるどころか狂人の殺人者扱いします。そして、彼らが保護された警察署に、あのT-800がやってきます。
先にも書きましたが、今や州知事となったシュワルツェネッガーを一躍スター・ダムに押し上げた出世作であり、またキャメロン監督を世に知らしめた彼の出世作です。
とにかく低予算でスタートした作品でしたが、監督をはじめスタッフのアイデアや、SFにスリリングな要素もまぶし、また地味なキャストに感情移入をさせるという、タイタニックとは対極にありながら、キャメロンらしさにあふれる作品となっています。
細かい突っ込みどころは満載ですが、まあまあ硬いことは言わず、まだまだハシリだったシンプルなSFエンターテインメントをご満喫ください。
ダ、ダ、ダ、ダン!「I'll be Back!」
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー,マイケル・ビーン,リンダ・ハミルトン,ポール・ウィンフィールド,ランス・ヘンリクセン,リック・ロッソヴィッチ
監督:ジェームズ・キャメロン 1984年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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