BOSS's COLUMN

2010.10.05

MEGAFAULT　邦題：ディープ・コア2010

北米大陸を襲った大規模地震と、それに立ち向かう人たちの英知と勇気を描いた超大作B級パニック映画。堂々たるB級ぶりがあっぱれです。

ウェストバージニア州ブラックベリー山で、大規模な地殻変動による地震が発生、ワシントンDCは壊滅的な被害を受けます。

調査を依頼された地震学者のエイミー（ブリタニー・マーフィー）の考察によれば、地震を引き起こしている巨大な断層のずれが、このままでは北米大陸を横断しアメリカを分断してしまう。

大統領は全土に非常事態宣言を出し、人工衛星を使って人工的に地震を発生させ、地殻変動をとめる作戦が実行に移されます。

のっけからB級全開です。それは息つく暇もなくエンディングまで続きます。チープなCGや無理無理な設定、ありえない展開に、誰か読み直したのか？脚本まで・・・。ここまで貫徹していただけると、むしろ清々しささえ感じます。

もういちいち取り上げていたら、全部のシーンを解説！ということになってしまう。そういう意味では、一杯飲みながら突っ込みどころを友達とワイワイ言いながら観るというのも、B級作品の楽しみの一つかもしれません。

この作品に出演後に急逝したブリタニー・マーフィー、彼女を主役に抜擢したことで、B級にさらに磨きがかかりましたよね！完璧なキャスティングです。申し分なし。個人的には、コメントもなしです。

ちなみに「ディープ・コア」という邦題のついた地震パニック映画は3本あって、「ディープ・コア 2000（DEEPCORE 2000）」「ディープ・コア2002（SCORCHER）」そして本作「ディープ・コア 2010（MEGAFAULT）」。一見乱暴に見える邦題は、3作すべてが揃いも揃ってB級であることを物語っています。