2010.12.16
My Best Friend's Wedding 邦題:ベスト・フレンズ・ウェディング
ほかの女性と結婚が決まった昔の恋人を取り戻そうと奮闘する女性を描いたラブ・コメディ。
ニューヨークで料理記者をしているジュリアン(ジュリア・ロバーツ)は、大学時代の恋人で今でも親友のマイケル(ダーモット・マルロニー)から結婚の報せを受けてショックを受けます。相手は、シカゴの大富豪の令嬢で20歳の大学生キミー(キャメロン・ディアス)。
彼を誰よりも愛していたと気づいたジュリアンは、結婚を阻止しようとシカゴに乗り込みまが、人懐っこいキミーに花嫁の付き添いを頼まれてしまいます。しかし、しがないスポーツ・ライターのマイケルとお嬢様育ちのキミーとは価値観も生活観も大違い。
ジュリアンは彼を取り戻すためにあれやこれやの手を尽くしますが、結婚式は目の前に迫っています。ニューヨークから飛んできたジュリアンの友人の編集長ジョージ(ルパート・エヴェレット)も巻き込んで、セレモニーに向けてどたばたが頂点を迎えます。
正直、「うざい」の一言。大体において、こういう場面で往生際が悪いのは男どもであり、女性と言うのはさらっと切り返して、さっと飛び立ってしまう。
男女間の友情と恋愛感情の難しさの一面をも含んでいるのですが、軽率であろうとなかろうと、ひとつの決断はすべての過去をも葬り去ることが出来、またそうすることで人は新たな旅をまた続けてゆくことが出来る。
主人公のキャストがジュリア・ロバーツでそこそこ美しいから許されるけれど、これがそうじゃなければ「へ」みたいな作品。
結局彼女がしていたことは、決断し新たな旅立ちを迎えた人たちの思いを決意を新たにすることなく、関係する人たちを困惑させ混乱に落としいれ、ひっかきまわしただけ。
そもそも、学生時代とか若かりし頃の恋心などは、思い出の一ページとしてそっとしまっておくべき、「Bitter Sweet Love」なのです。
どなたが見られてもいいですが、個人的にはセンチメンタルな夢見る女性にのみお勧め。あるいは、熱狂的なジュリア・ロバーツのファンの方に。
出演:ジュリア・ロバーツ,ダーモット・マローニー,キャメロン・ディアス,ルパート・エヴェレット,フィリップ・ボスコ,エムエマ・ウォルシュ
監督: ピー・ジェイ・ホーガン 1997年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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