2011.03.02
Gentlemen Prefer Blondes 邦題:紳士は金髪がお好き
50年代のアメリカの2大セックス・シンボル、マリリン・モンローとジェーン・ラッセルが共演したミュージカル・コメディ。ジェーン・ラッセルさんはつい先日お亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。
ニューヨークのナイトクラブで歌と踊りで人気を博していたローレライ(マリリン・モンロー)とドロシイ(ジェーン・ラッセル)。ちゃっかり者のローレライは、資産家の息子ガス(トミー・ヌーナン)のハートを射止めパリで結婚式を挙げることになるのですが、直前になって彼の父親が病気になりフランス行きは中止になります。
余った切符でパリに行く事になったローレライとドロシイの船には、ガスの父親がローレライの素行を監視するために雇った私立探偵アーニイ(トミー・ヌーナン)を送り込みます。
早速、乗船名簿から金持ちらしい人物を探すローレライ。そしてダイヤモンド鉱山主のフランシス・ビークマン(チャールズ・コバーン)に狙いをつけます。一方のドロシイは、お金ではないものを求めつつ、危うい行動をやめないローレライを気遣います。
調査を依頼されたアーニイはローレライを監視するためドロシイに近づきます。そうとは知らず、ドロシイは次第にアーニイに惹かれてゆきます。
冒頭で書きましたが、当時の2大スター、それもセックス・シンボルの顔見世公演みたいなものです。歌って踊れるといってもさほどのものでもありません。現代の美人感からすればちょっと違うかもしれない。
それでも二人がスクリーンに立ち並ぶと、それはそれはものすごい圧巻です。まあ、逆に言えばそれだけの作品でして、迫真の演技に涙するとか、物語にすっかり魅了されるとかそういうことは皆無ですし、親しみやすい曲があるわけでもなく、ミュージカル作品のような踊りもありません。
何度も言いますが、マリリン・モンローとジェーン・ラッセルという2人の個性の違うセックス・ダイナマイトをひたすら堪能するための、1時間半のプロモーション・ムービーです。
出演:ジェーン・ラッセル,マリリン・モンロー,チャールズ・コバーン,エリオット・リード,トミー・ヌーナン,ジョージ・ウィンスロウ
監督:ハワード・ホークス 1953年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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