2011.06.17
Erin Brockovich 邦題:エリン・ブロコビッチ
アメリカの大手グローバル・カンパニーであるPG&E社から、史上最高額の和解金を勝ち取った実在の人物、エリン・ブロコビッチの半生を描いたドラマ。アカデミー主演女優賞受賞作品。759本目の映画投稿です。
カリフォルニア州モハベ砂漠の小さな町。元ミス・ウィチタのエリン(ジュリア・ロバーツ)は離婚暦2回で3人の子持ち。職探しの面接の帰りに追突事故に巻き込まれます。
引退を控えた弁護士エド(アルバート・フィニー)に裁判の弁護を依頼しますが和解金を取り損ねてしまいます。
職もなく蓄えも尽きた彼女は、エドの事務所に押しかけ、強引にアシスタントとして働きはじめます。
雑用の書類整理をしていた彼女は、不審なファイルを発見します。不動産売買の種類に、何故か血液検査の結果が添付されていたのです。
一人で調査を始めた彼女は、やがて大企業の工場が有害物質を垂れ流し、周辺住民が病に苦しんでいることを突き止めます。
失業中で「預金残高16ドル」のエリンが、2億円のボーナスと社会的地位を手に入れたと言えば、単なるサクセス・ストーリーかと思いきや、学歴も経験も何もない一人の女性が、個人の信条というか感情に突き動かされて孤軍奮闘し、やがて周りの人たちを巻き込んでゆくヒューマンドラマです。
あくまでも「事実」にこだわったソダーバーグ監督、出演者の中には実際の関係者もおり、エリン・ブロコビッチ本人もカメオ出演しています。
オーシャンズ・シリーズで有名なソダーバーグの最近の力作は「チェ」2部作でしょうか?
環境汚染問題のドキュメンタリーですから、そのままだと暗い内容を想像してしまいますが、ジュリア・ロバーツの演技が明るい印象を残す、ハリウッドらしい脚色の作品です。
出演:ジュリア・ロバーツ,エドワード・L・マスリー,アーロン・エッカート,マージ・ヘルゲンバーガー,チェリー・ジョーンズ,ピーター・コヨーテ
監督:スティーヴン・ソダーバーグ 2000年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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