2011.06.23
The Thomas Crown Affair 邦題:トーマス・クラウン・アフェアー
世界的名画の窃盗を道楽にする富豪と保険会社の敏腕女性調査官の恋と捜査の駆け引きを描いたラブ・サスペンス。スティーヴ・マックイーン、フェイ・ダナウェイ主演で映画化された「華麗なる賭け」のリメイク。フェイ・ダナウェイ自身も出演。762本目の映画投稿です。
ニューヨークのマンハッタン。自社ビルの最上階で投資会社を経営するトーマス・クラウン(ピアース・ブロスナン)は、ビジネスで敏腕を振るう大富豪。しかし彼の趣味は、世界的な名画を鮮やかな手口で盗み出すことでした。
ある日、白昼の美術館に窃盗団が侵入。犯人たちはいとも簡単に逮捕されますが、モネの絵画が一枚、忽然と消えます。
保険会社から派遣された敏腕女性調査員のキャサリン・バニング(レネ・ルッソ)は、クラウンが犯人であるとめぼしをつけ、NY市警のマッキャン警部(デニス・レアリー)に告げます。
独断でクラウンに近づいたキャサリンは、真犯人が彼だと語りますが、クラウンも彼女の挑戦を受けて立つことにします。
クラウンを食事に誘い出したキャサリンは彼の屋敷の鍵を手に入れ、翌日そこで盗まれたモネの絵を見つけ出します。
意気揚々と署に戻った彼女に知らされた事実、それは彼女が持ち帰った絵が贋作だと言うことでした。
ピアース・ブロスナンと言えば、なんといっても007シリーズ。ティモシー・ダルトン主演の第16作目「消されたライセンス」が興行的に失敗し、次作の「ゴールデン・アイ」から4作品をジェームズ・ボンドとして世に出すことになります。
本作は脂の乗り切った3作目「ワールド・イズ・ノット・イナフ」が公開された1999年に同時に公開された作品。彼自身も製作に名を連ねています。
共演のレネ・ルッソ。メジャーリーグでデビューした彼女ですが、リーサル・ウェポンシリーズでは、ちょっと変人のメル・ギブソンの相手役でがんばってました。
今回はトップレスの、まさに体当たりの演技。演技力自体はたいしたことないのですが、陰のある横顔がなかなか素敵な女優さんです。しかし、この横顔って誰か身近にいる人に似ているのですが・・・。
作品自体はブロスナンの人気にあやかった作品なのですが、主人公の仕掛けるバックアップはなかなかのもので、推理物好きの私も納得の出来。
監督は、「ダイハード」「ダイハード3」のジョン・マクティアナン。
最後に全財産を換金して逃亡生活に入る必要があったのかどうか。そんな現実的な話をしてはいけないんでしょうね!ないものねだりです。
出演:ピアース・ブロスナン,レネ・ルッソ,デニス・レアリー,フランキー・フェイゾン,フェイ・ダナウェイ,ベン・ギャザラ
監督:ジョン・マクティアナン 1999年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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