2011.07.14
For Love of the Game 邦題:ラブ・オブ・ザ・ゲーム
人生最後のマウンドにそれまでの野球人生と愛を賭けて戦う一人のメジャーリーガーの姿を描いたスポーツドラマ。768本目の映画投稿です。
メジャーリーグのベテラン投手、デトロイト・タイガースのビリー・チャペル(ケヴィン・コスナー)は、優勝を目前にしたヤンキースの聖地、ニューヨークのヤンキースタジアムのマウンドに立っていました。
前日、球団の身売りとトレード話を持ちかけられ、5年間付き合ってきたジェーン(ケリー・プレストン)からも別れ話を持ちかけられ、ビリーはまさに人生の岐路に立っていました。
マウンドの彼の胸に去来するのは、今は亡き両親と過ごした幸せな日々、そしてジェーンとの出会いと彼女の娘ヘザー(ジェナ・マローン)との数々の思い出。
そんな思い出の中には、右手の大怪我により野球生命が絶たれようとした事故もありました。
自身、スポーツ、特に野球が大好きな名優ケヴィン・コスナーが、ちょっと出っ張ってきたお腹をもろともせずの投手役に体を張った作品。
こういう作品は、野球ファンじゃないと楽しめないのでは?と思われがちですが、野球を全く知らない方でもそれなりに楽しめます。ただ、ノーヒット・ノーランがどのくらい大変か位は予備知識としてあったほうが、より説得力があるかも。
ただ、ビリーとジェーンとの心の交流みたいなところの説明が希薄だし、彼女の娘ヘザーの存在の折込が完全に不足しているような気がします。もうすこし、試合映像を減らしても、そういうドラマ的な部分を作りこめば・・・と。
それでも、最近涙腺のゆるい私は、途中からうるうるしっぱなし。教訓めいたものを云々ということではなく、素にうけとって感動できます。
監督は、本作の後、スパイダーマンシリーズで世間を泣かせたサム・ライミ。こそっと涙腺を刺激する仕掛けです。
はやりスポーツと言うか野球の占める要素は大きいので、出来れば野球ファンの方にご覧いただければ、泣けること請け合いです!
出演:ケヴィン・コスナー,ケリー・プレストン,ジョン・C・ライリー,ジェナ・マローン,ブライアン・コックス
監督:サム・ライミ 1999年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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