2011.08.16
ALLAN QUATERMAIN AND THE TEMPLE OF SKULLS 邦題:キング・ソロモン -呪われし王の秘宝-
南アフリカに眠るソロモン王の秘宝を探して、秘境を旅する冒険物。782本目の映画投稿です。
南アフリカのいつか。隠された秘宝を探す二人の男たち。そこには槍で殺害されたと思われる骸骨と、その手には秘宝のありかを記した地図が握られていました。が、二人の男は地図を巡って仲間割れし、地図は引き裂かれ原住民に殺害されます。
時は変わって現代(多分?)。4ヶ月前に消息を絶った兄を探して、英国貴族の姉弟が南アフリカにやってきます。そこで兄のガイドをしていたアラン(ショーン・キャメロン・マイケル)を探し出した姉弟は、彼に秘境へのガイドを依頼します。
姉弟とアラン、彼のメイドの4人で秘境を目指しますが、原住民に捕らえられ、村に連れて行かれます。
パッケージとタイトルを見て、さもインディ・ジョーンズのパクリ物かと思いきや、これがまたすごい代物。
目的がソロモン王が隠した秘宝なのですが、それが一体何なのかまったく不明のまま物語は始動します。途中、悪徳商人のライバルが登場し、激しい銃撃戦が何度も繰り返されるのですが、その銃声たるや鳩も驚かないような効果音。
冒険物に欠かせない蒸気機関車も登場しますが、これがまた遊園地の乗り物ほどにのろくてまったく迫力がない。
主人公たちも長旅に備えて、食料も水も何も持たずに出発し、たらたらトロトロとよくわからない草原を徒歩で進みます。いや、進んでるように見えます。
まあ、とにもかくにも、「君たち、どこに行って何をしようと君たちの勝手だから、好きなようにしてなさい」的にぶち放置してしまいたい欲望を抑えつつの2時間。
見たことのない役者たちも、一体どこから見つけてきたのか?監督かスポンサーの身内で固めたのか?誰かの道楽で作った映画を観ているのか・・・。
見るものがない事で、目のやり場に困る、久しぶりのとんでもない作品でした。
出演:ショーン・キャメロン・マイケル,クリストファー・アダムソン,ナタリー・ストーン,ダニエル・ボンジュール,ジョーダン・ウィットリー
監督:マーク・アトキンス 2008年
BOSS的には・・・☆☆☆☆☆
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