2011.08.02

COLUMN

「頭と心に栄養を・・・」

今日も午前午後と2件のお得意様訪問とサポート。あとは企画やらなにやらであっという間に終業時間。

夜は自社内で、かがわアート塾の第8講座の実施委員会を3時間ほど。帰宅したのはNW9のスポーツニュースが始まる直前でした。いやー横浜さん、貴重なマエケンの一勝をありがとうございました。

夕べはちょっとナーバスになってて、真言のお勤めの後、パタリロを読む気もせず、目をつむり瞑想しながら、ラフマニノフの第2交響曲を終楽章まで全身に浴びていました。

ラフマニノフはいわゆるクラシック通の方からは、「映画音楽」と揶揄されます。確かに、ピアノの2番は「逢びき」「旅愁」「七年目の浮気」などで使用されましたし、3番は「シャイン」のテーマでもありました。

流れるように美しく、またシベリアの広大な大地を思わせる清楚な旋律を聴けば、「女々しい」と評されても仕方のないことかもしれません。特にベートーヴェンのシンフォニーのカッティングエッジな演奏を聞くと、勢いアンドレ・ギャニオンの横に並べてしまいそうになります。

sankt.jpgしかしながら、たとえばラスコーリニコフが徘徊したあの暗くじめじめして血なまぐさいサンクトペテルブルグの町を脳裏に浮かべると、そこから生まれ出るものはベートーヴェンやモーツァルトではなく、ラフマニノフの美しくも翳りのあるこの旋律であることを理解できます。

「ラファエロやベラスケスは芸術だけれど、ダリやカンディンスキーは芸術ではない」と言う方はいないのと同じように、ラフマニノフも20世紀の偉大な芸術家でありピアニストなのです。と、彼をかばう義理はないのですが・・・。

と言いつつ、昼間に車のFMでちらっと聞いたベートーヴェンの第3交響曲を聞いています。モントゥー指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管。

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