2011.09.14
Charade 邦題:シャレード
第2次大戦中の金塊25万ドル相当を巡ってのコメディ風味のミステリー。787本目の映画投稿です。
フランスの冬のスキーリゾート。富豪の夫との離婚を決意しているレジーナ(オードリー・ヘップバーン)は、友達とスキーを楽しんでいました。そこで偶然出会ったピーター(ケーリー・グラント)に心惹かれます。
彼女がパリのアパートに戻ってみると家財道具はすべて消えていて、訪れたパリ市警のグラン・ピエール警部から夫が何物かに殺害されたことを知ります。
夫の葬儀の会葬者は、見知らぬ3人の男、ペンソロー(ジェームズ・コバーン)ギデオン(ネッド・グラス)スコビー(ジョージ・ケネディ)。
アメリカ大使館のバーソロミュー(ウォルター・マッソー)に呼び出された彼女は、夫が対戦中にCIAの前身であるOSSに所属しており、仲間たちと25万ドル相当の金塊を密かに隠し、大戦後山分けすることになっていたことを聞かされます。
3人の男たちが、金をレジーナが持っていると確信し、彼女を脅迫してきます。彼女を守ろうとするピーター。しかし彼は3人の男たちと通じていたのでした。
サスペンスで謎解き要素もあって、結構引き込まれます。それに主人公は、ケーリー・グラントにオードリー・ヘップバーン。脇を固めるのは、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディらそうそうたるメンバー。
テンポのよい展開にはそこかしこにコメディ要素が織り込まれ、ヘップバーンの天然的演技が笑いを誘います。
彼女の身にまとったジバンシーの衣装が、当時話題となってこの作品に花を添えました。音楽はあのヘンリー・マンシーニです。
あっと驚くファイナル・サプライズもあり。シンプルですがお洒落で小粋な作品です。
出演:ケーリー・グラント,オードリー・ヘップバーン,ウォルター・マッソー,ジェームズ・コバーン,ジョージ・ケネディ,ネッド・グラス
監督:スタンリー・ドーネン 1963年
音楽:ヘンリー・マンシーニ
衣装デザイン:ジヴァンシー
BOSS的には・・・★★★☆☆