2011.09.21

COLUMN

回線速度とMTU&RWIN

NTT西日本のフレッツ・グループで拠点間を結び、大量のデータをやりとりされているお客様がいらっしゃるのですが、最近導入したWindows7 Pro端末やその前に導入したVista Homeで離れた拠点に80MB程度のファイルを転送しようとすると、Explorerがフリーズしてしまうとのこと。XPだとスカッと転送終了するのになぜ?

で、いろいろ調べるとVista以降、パソコンのMTUがフリーソフトなどでは簡単に変更できなくなっているらしい。

ということで、お客様の調整の前にMTU&RWINの設定がどのくらい効果があるのか、会社の端末でテストしてみました。

まずデフォルトの設定のままでの回線速度測定。

上り:20.80Mbps

下り:20.67Mbps

会社の回線はBフレッツ・ベーシックの固定IPなのですが、まあこんなものだとずっと思ってました。別に引き込んだファミリーの方が早かったりしてましたし・・・。

で今回は「EditMTU」なるフリーソフトを使って、MTU&RWINの最適値を探し出し、レジストリに書き込みします。ちなみにソフトが教えてくれた最適値は、

MTU:1454

RWIN:281600

で、レジストリを変更して再起動。再度速度を測ってみたのがこれです。

2011092101.gif

なんと、2.5倍の速度になった。まあ、まだまだ公称100Mには程遠いのですが、重かった「CityVille」もなんとなくサクサク動いているような気がする。

ということで、腕に覚えのある方は一度試してみてはいかがでしょうか?

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